雨時折晴れ間から雨台風の様に風も出て雨
何とひどい天気が続くのやら、、、、。
昨日までの作業の疲れか、あちこちの関節に痛みを感じます。
特に左手首の関節は、何も持てない位に痛みを感じ熱を持って腫れています。
腱鞘炎の一歩手前なのでしょう。
半分凍らせた濡れタオルを、痛む手首にグルグル巻いてアイシングしながら朝の作業にあたりました。
肩から上腕にかけての筋力と前腕の筋力が勝ってしまい、手首の靱帯に負担をかけ過ぎた結果
ギブアップの症状に至ったものです。
この状態でサポーターやテーピングなどして無理をすると、完全に関節を壊してしまいます。
今日のところは、一切のパワープレイ(力仕事)を我慢しなければなりません。
先の見えはじめたポンコツには、丁度良い恵みの雨だったのかもしれませんね~。
◇昨日、12歳になろうとするリネアが訪ねて来ました。
リネアは、14歳になろうとしているベスの最初の子供です。
◇久し振りに年をとった娘に会って、驚いた様な表情を見せたベス婆さん、次の瞬間には穏やかな母親の表情にかわっていました。
◇ベスが最初に産んだ子供の中で、一番身体の大きかった牝がリネアでした。
今も立派な身体を保っていますが、(仕方無い理由もあって)筋肉のつき方等はやはり母親のベスに劣っている様です。
◇一年ほど前に、リネアの指の間に「悪性の腫瘍」が発見されました。
掛りつけの動物病院では、その日の内に決断し、翌日には肘からの切断処置をしないと助からないと言われてしまいました。
慌てた飼主さんが電話してきた時の事を、一年以上たった今でも鮮明に思い出します。(優しさに欠ける獣医さんは何処にでも居るもの
です。もっとも同じ位の確率で、患者に優しい獣医さんもいますから、そんな獣医さんに巡り合えるといいですね~。)
◇ポンコツの意見を聞いて貰い、セカンドオピニオンを選択し専門医の診察のもと、「最良の治療方法」に関しての意見を求めました。
腫瘍の悪性度(進行具合)、出来ている場所等から腫瘍そのものの摘出は難しく、他の臓器への転移が危ぶまれるものであり、やは
り肘または肩からの断肢手術(切断または離断手術)が適方との診断を受けました。
※切断とは、手が骨の部分で切り離された状態をいいます。一方、関節の部分で切り離された状態を離断といいます。切断・離断は、
主に皮膚科・整形外科領域の病気の場合に行われます。腫瘍が広範囲におよび、手に栄養を運ぶ血管を安全に残すことができない
場合や、腫瘍の部分だけを手術しても再発の可能性が高い場合に行われます。
切断・離断術後には、幻肢や幻肢痛がおこることがあります。幻肢とは、手術でなくなっているはずの手が残っているような感覚です。
この幻の手にしびれや痛みを感じる場合を幻肢痛といいます。幻肢や幻肢痛は手術後におこる正常の反応です。薬を必要とする場合
もありますが、多くは訓練を進めるうちに消失します。《国立がんセンター・がん対策情報センターの情報サービスから引用》
◇こんな時って言うのは、本当に切ないものです。
飼主さんも切なければ、ポンコツも切なかったのです。
結果、どうしても手術に踏み切る事が出来ず、断肢手術以外の治療方法をとる事を希望し「抗がん剤治療方法」を選択しました。
その後、何回かの治療プログラムを消化し、腫瘍は小さくなり、一定の治療効果を得る事ができました。
お陰さまで、抗がん剤による影響もリネアに限ってはあまり出ずに、治療中も普段通りの生活を続ける事が出来ました。
◇今、ステロイドによる治療を続けていますが、腫瘍の大きさは初めの頃に戻って大きくなりました。
再度「抗がん剤治療」を行うか否か、選択の時が迫っているようです。
幸い、心配されている他の臓器への転移の兆候は全くありません。
「神の御心」がそうさせていてくれるのでしょうか?
今日もリネアはすこぶる元気さで、年老いた母、ベスに甘えていました。
◇人間の場合も犬の場合も、癌は早期発見が第一に望まれる事です。
特に年齢を重ねた犬には注意を向けて、立ち居振る舞いの中の僅かな変化を感じ取る事や、身体に出来た腫れもの等の発見に積
極的に努める事が大切です。飼主の責任は何時でも重くて大きなものがあります。
癌は、遺伝的な問題(少ない)や予期しない要因で確率的に発生すると言われています。
癌を早期に発見すること以上に大切なことは、癌になりにくい体質を維持する事であると言われています。
〇人や犬はどうして癌になるのでしょうか?
原因として考えられる事は、さまざまな食品添加物や化学物質で環境が汚染されてきていることや、乳製品や高脂肪食の消費が多
くなっていることなどのほか、ストレス・過労などで癌に対する免疫力が低下してきていることなどが推測されています。
一番安上がりで的確な、癌になりにくい体質を作り維持するには、生活習慣の改善が大切であると言われています。
〇では、良い生活習慣とは、……
*極力新鮮で安全な食べ物を食べる。(犬の場合は、良質なフードと良質な水を与えると言う事でしょうか)
*過労や不規則をできるだけ減らし、適度に運動をする。(犬の場合は、家屋の中を自由にさせておく事を止めて、ケージなどを利用し、
規則正しい生活リズムになる様に管理する)
*良く笑う。(貴方の犬も、楽しかったり嬉しかったりする時は笑いませんか?)
*ストレスを溜め込まない。(飼主の身勝手な要求の全てが犬のストレスになっています、Tシャツを着せられただけで胃の出血が確認
出来た犬もいます)
*深く大きな呼吸を心がける。(犬の散歩は余り意味をなしません。広い公園や、アップダウンのある屋外をゆっくりと長時間自由に歩
かせてみる事など、週に一度くらいは必要です)
*適度に日光に当たる。(太陽を適度に浴びる方がガンが減ることが明らかになりました。皮膚癌でさえも抑制されます)
*タバコを吸わない。(タバコが別名キャンサースティックと呼ばれている事は、誰でもが知っている事です)
*発ガン物質となる添加物や刺激性の食べ物を極力減らす。(犬のおやつとして売られている全ての物を疑ってみる必要があるでしょ
う、もっとも、賢明な愛犬家はそう言うものを飼い犬に与えたりはしないものです)
《以上、ある若き癌科医のブログから引用し、加筆させて戴きました。》
皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
これからも、気長にのんびりと読んでいただければ幸いと存じます~。
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