4時起床、今日は「鏡開き」久し振りに「お汁粉」を腹いっぱい食べたいと思いました。
甘いものを食べたくなっているときは、たぶん、相当疲れているのでしょう。
いろいろとありますから、よのなかは(犬の世界以外でも)、、、、、、、。
8時半、犬舎の作業を終えてから動物病院へ。
手の空いた院長をつかまえて、一時間ほど中身の濃いお話しをしました。
犬の骨格の成長に関して⇒骨の成長の止まる時期はいつごろを想定したら良いのか?これからの検査(骨格)手順に関
して、セレクトした個体を三ヶ月齢~八ヶ月齢~一歳を超えた時期(BVAへの申請)に検査する。(研究資料として蓄積する)
マイクロチップに関して⇒昨今、放棄される犬や猫のことが報道されています。今年からブリーディングした全ての個体に
マイクロチップを埋めようと思っていることをどう思われるか?
老人医療に動物の力(癒しなど)を役立てること、そのことに関連した諸々⇔これは院長からのお話。
◇犬の骨格に関しての研究書(ドイツ発行)を見せて戴きました。
丁寧に判り易く図解で示された内容から、今後の検査に関しての対処の仕方が概ね決まり、片方の肩の荷がおりたようです。
◇マイクロチップに関しては、装着後の問題発生(健康上)は心配ないこと。
輸入した(する)犬には必ず装着されていて問題無く、今までブリーディングした主な個体には全て埋め込んであります。
現時点で、マギーの子供三頭に装着後、将来ブリーディングする全ての個体に装着する事を決めました。
◇何枚かの写真を編集して、イギリスに送りました。
自然に動いている写真を見てみないと、その犬のもっているバランス(骨格と筋肉)は、なかなかわかりづらいものです。
ちっぽけな写真の中からでも、僅かなサインを見逃さず、正しく指摘してくる眼力には舌を巻くことばかりです、、、。流石
◇犬のことに関して、「本音を話し合える仲のブリーダーがいてくれることはよいことです、それが本当の仲間なのです」と、
言われてしまいました。さらに、「人柄が良いと、どんなことでも話す事が出来て、辛さも忘れて幸せな気分になれます」とも。
(ブリーディングは困難な作業の繰り返しで、満足の行くことはいつになっても味わうことができないものと、誰しもが判って
それを行っているふしがあります。ネガティブにならないためにも、良い話し相手が必要なわけですね。)
◇オファーを兼ねてイギリスから送られてくる写真は、だんだんと良くなってきた(良い犬の写真が送られてくるようになった)と
思います。
下の写真はつい最近送られてきた子犬の写真ですが、70日目の牝の写真です。
写真を送ってくれた仲の良いブリーダーは高齢で、写真は主にお孫さんが撮ってくれるようです。
既に共同所有者が決まって、大切に育てられて行くのでしょう。とても楽しそうな文面も添えられていました。
◇以前話し合ったことがあって、今回彼女は真っ先にOPTIGENの検査(PRA)を受けました。
キャリアーの犬をブリーディングに使うことのデメリット(リスク)を、良く理解しているブリーダーのひとりです。
◇忙し過ぎて、結局、お昼ご飯にも、お汁粉にもありつけなかった、哀れなポンコツ。
明日も、予定がビッシリ入っていて、手帳を覗くだけで疲れてしまいます。
チョット疲れたり、時間の空いた僅かな時に読む本として。
◇上はハードカバーのもの、下は単行本ですね。大人も子供も、何回読んでもためになる本です。
◇ローレンツは言っている。
『私は自然科学者であって、芸術家ではない。
だから私にはまったくなんの自由も「様式化」も許されない。
しかし、動物がいかにすばらしいものであるかを読者に物語ろうとするとき、このような自由は少しも必要ではない、むしろ、
動物の話を書くときにも、厳密な科学論文の場合と同様に、ひたすら事実に忠実であるほうが、適切でさえあると思う。
なぜなら、生ある自然の真実はつねに愛すべき、畏敬に満ちた美しさをもっており、人がその個々の具体的なものを奥深く
きわめればきわめるほど、その美はますます深まってゆくものだからだ。
もし、研究の客観性、理解、自然の連繋の知識というものが、自然の驚異への喜びをそこなうなどと考えたとしたら、これほ
どばかげたことはない。
むしろ、その逆なのだ。自然について知れば知るほど、人間は自然の生きた事実にたいしてより深く、より永続的な感動を
覚えるようになる。
立派な業績を残したすぐれた生物学者たちはみな、生きものの美しさへのつきぬ喜びからその職業についたのだろうし、そ
の職業から育ってきた理解がさらに自然への愛と研究を深めているのだと思う。
そしてこのことは、生物学のいろいろな分野のうちで、私自身が生涯をささげてきた動物の行動の研究という分野には、さら
によくあてはまる。
行動の研究には、生きている動物と直接に親しむことが要求されるとともに、人なみはずれた観察の苦労が要求される。
動物に対する理論的興味だけでは、この苦労にはとうてい打ち勝てない。
もし愛がなかったら、人間と動物の行動になにか共通のものがあると感じるだけにとどまり、それを明確につかみとること
はできないのだ。』
≪ソロモンの指環・日高敏隆 訳≫ まえがきより、、、、、
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