ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 地震から一夜明けて~土曜日・・・

2011年03月12日 | トリプルスターの日常

  Afternoon
午前中の殆どの時間はテレビをつけたままでした。
被災した三陸沿岸から宮城~福島~茨城にかけての太平洋岸都市とは、公私ともに何かと縁があってよく行き来していましたから、
映像で被災地の様子をこれでもかと見せつけられると、何を考えて良いのか纏まりがつかなくなってしまいます、、、、、。
そう言う意味でテレビは見たくなくなりますが、非常に気になっている情報も得たいですし、消す事も儘ならず、不安な一日になりそうです。
      既にリーダーか?
      午後の一刻、子犬達のトレーニングに時間を費やしました。
       マリア
      周到な計画に基づいてブリーディングされているわけですから、子犬達は皆「栴檀は双葉より芳し」の例えの如く優秀です、
      と言い切りたいところですが、どんなに優れた素質を持っていたとしても磨きあげなければ子犬は輝きを失ってしまいます。
      
      子犬の教育に早い遅いは無く、成長しきるまで(牝は2歳前後・牡は4歳前後)多かれ少なかれ何がしかの教育が必要です。
      
      犬を飼うと言うことは「育む」と言う仕事を請け負うわけですから、飼主としては子犬の将来を左右する教育を疎かにするわけ
      にはいきませんね。
      辛抱強さの求められる大変な作業なのですが、子犬と言う生命体に夢を託す喜びが得られるわけですから、やり遂げた時の
      喜びは誰しも一塩に思うものなのです。
       ロジャー
      丁度90日目(生後)の子犬達です。
      要望叶って手に入れた子犬は、大事に大事に育てることが望まれますね。しかし、、、、。
      生まれ育った環境から、匂いも温もりも全く異なる環境に置かれて、子犬の心や身体はわけもなく右往左往している状態が
      暫く(数日から~時には数週間)続きます。
      新しい環境に慣れさせるには、じっくりと十分に休ませる事が大切です。出来れば安心のできる巣穴(クレート)の中で、周り
      の様子を十分に理解させることから始めると、落ち着きのある胆の座った若犬に育ちます。
      一旦胆の座った子犬は、ヤンチャであろうとなんであろうととても素直に教育される(ものの理解度が高い)傾向があります。
      
◇犬を飼うことになったら、「犬との距離感」を学ぶことから始めるとよいでしょう。
犬はどんなに可愛くてもまたどんなに可愛がったとしても、厳然として犬であり人間とは異なる生き物です。
優秀に(ブリーディングされて)生れた犬は、犬の立場を決して崩さず犬としての眼力で人間やそれ以外のものを理解しようとしています。
下手に人間扱いして子犬になめられない様に、せいぜい気をつけることが飼主として一番大事なことなのですね。
現実の場に於いても距離感は大切です。常に呼び込む様な心構えで子犬と接し、此方から子犬を追うようなことをしてはなりません。
もうこの頃(90日目)になるといわゆる「甘噛み」の時期は終わっています。
飼い主の動作や心の動きを、目で見て匂いで感じて見抜く時期に差し掛かっています。
つまり、かなり・想像以上に「敵(その頃の子犬)」は手強いのだと言うことです、、。
ぼやっとしていたり(気を抜いていたり)、変な情け心(時に情は仇となります)があったりすると、一瞬のうちになめられます。
そうなると、残念ながらそれから先の教育はけっこう難しいものになってしまいます。
ちょっとばかし手強い子犬、そう言う子犬をこれから先もブリーディングし続けて行きたいと思っている爺婆の昨今であります。


  Morning
日付けの替わる少し前、停電が復旧しました。
すぐにテレビをつけてみて、その惨状に只々唖然としてしまって、、、ものも言えませんでした。
次から次へと被災地の様子がリアルな映像で伝わってきます。被災地には飼主さんも多く住んでいて、本当に心配です。
幸いにも此方は被害も少なく、停電による暖房機器の停止も、大事に仕舞っておいた数基の石油ストーブで賄うことが出来ました。
体温調節の上手く出来ない子犬達が心配でしたが、赤々と反射する炎のストーブのお陰で、ぬくぬくと安眠できたようで一安心でした。
テレビのニュースを見て心配の余りのメールを数通戴き、さっそく返事を書きました。
被災地に住むオーナーさん宛に駄目でもともととメールを書きましたが、返信が来たのは数通だけでした。
北海道と秋田県、福島県のWanと飼主さん達は無事でした。
岩手県や宮城県そして山形県のWanと飼主さんの安否が気がかりです。停電等で避難所にでも居るのかしら、、、とても心配です。

      あさ、子犬達と今日の子守役になって貰ったタイガーをサークルに入れました。
      
      さっそくタイガーにじゃれつく子犬達(マリアとロジャーのコンビ)。
      
      子犬の苦手なタイガーは、少し及び腰になっています。
      弱気を見せる相手に向かって、かさにかかって悪ふざけするマリア。
      
      限界を超えてじゃれつくマリア。しかし、怒られるのも既に計算のうちなのです、、、。
      
      ガウッ さっそく(計算通り)怒られました
      
      更にマリアはコンクリートの床に押し付けられ、ひっくり返されてお腹を見せています。
      タイガーは誰に教わった訳でもなく、正しい子犬の躾け方を実行したのですが、、、。
      (実はこれもマリアの計算のうち、、何故ならオシッコ一滴たりともチビったりしていません
      
      ここで人(犬)のよいタイガー、ひっくり返った子犬(マリア)にほんの一瞬ですが情をかけたのは間違いでした。
      
      敵(マリア)は既に、タイガーの気性を見切っていました。
      ひっくり返って無抵抗の姿勢を見せたまま、念の為ペロリと舌を出して、タイガーの顔をひと舐めしました。
      
      タイガーの反応が思った通り優しいのを見て(感じて)、すぐに反撃(悪ふざけ)の開始です。
      
      こうなると(見切られると)、再び怒る事の出来なくなってしまったタイガーは哀れです、、、。
      うずくまって降参するまで、子犬達の生きた玩具になってしまうのですね、、、。
      
◇人間の子供も大人とは違った生きものの一種、「子供族」として、いつの世もしたたかな一面を持っています。
無理を言ったり媚びてみたり、、、したたかな生きものとしての子犬の一面を確認しました。
心強い子犬達です。きっと、よい(頼もしい)成犬になってくれる事でしょう。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。

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