ラブラドール・トリプルスター昨日、今日、明日

ラブラドールブリーダーの気侭な「雑記帳」へようこそ。

☆☆☆ 眠れなかったです~日曜日・・・

2011年03月13日 | トリプルスターの日常

  Afternoon
午前中に見学が一件。
リハビリ中のWanの「制限運動」についてのレッスンが一件、行われました。
「制限運動」は飼主さんによって行われるのですが、その方法や運動の意味、得られる効果などを具体的に説明して理解して貰うこと
から始めなければなりません。
      
      より効果的に行う為に、先ず健康な犬を使ってリハビリの為の基本的なハンドリングの実際を学ぶことからスタートします。
      犬の姿勢が悪いとリハビリ(制限運動)をいくら重ねても、効果が無いばかりかかえって障害個所を悪化させてしまうことに
      つながりかねません。
      先ず正しいハンドリングを覚えると言う意味が、其処にあるのですね。
      
      上の写真のように、首を上げて犬の顔は真っ直ぐ進行方向を向いていなければなりません。
      下の写真のように、下を向いている犬の身体のバランスは崩れていて、正しい筋肉の動き(関節の動き)を妨げています。
      このまま続けても逆効果になってしまう為、患犬の姿勢を正すことから始めなければならないでしょう。
      
      その都度止まって、リードを持たない右手を使い(顎の下から手を差し伸べて)、頭を持ち上げて歩かせるように指導します。
      左手に持ったリードには僅かなテンションがかかるようにし、軽く曲げた左腕のバネ効果と合わせてハンドラーの意図が伝わ
      るように常に意識しています。
      
      普通は僅かな練習でこの写真のように正しい歩き方が出来るようになるものですが、「制限運動」の意味を理解していないと
      此処までの到達時間に無駄が出やすいものです。
      
      若し、首が下がった場合の矯正方法(リードに一瞬だけテンションをかける方法)を判っていると更にリハビリはスムースに
      行うことが出来ます。
      このハンドリング方法がマスター出来た時点で、意味を持った「制限運動」は最大の効果を得られることになるのですね。

      子犬のハンドリング。
      子犬にリードをつけてお外に散歩に出る前に、正しいハンドリングと子犬のコントロールの方法を学びましょう。
      この時点で首輪+リードと言った組み合わせは、ハンドリングそのものを複雑にして、上達の妨げとなってしまいます。
      
      リードには正しいかけ方、かける位置など、先ず覚えなければならない幾つかの大事な事柄があります。
      その意味を理解してしまえば、これほど簡単なコントロール(ハンドリング)の方法は他には無いものとも言えます。
      
      ハンドリングのスタートは、先ず子犬の正面に立って、子犬に飼い主(ハンドラー)の存在の意味を理解させる事から始めます。
      子犬の喜びそうな小さな玩具や、よい匂い(美味しそうな)のする小さな食べ物などを手に持って、後ずさりしながら子犬を
      正しい姿勢で誘導します。
      
      そして数メートル下がったら、上の写真のように自然に立った姿勢で止まります。
      この時少し食べ物を与えても良いでしょうし、玩具の場合は噛ませたり舐めさせたりして達成感を与えます。
      辛抱強く(根気良く)この教育を行う事によって、子犬は下を向かず正しい姿勢で飼い主に向かって歩くことを覚えます。
      そして正しい姿勢で起立する事も同時に覚えるのです。
      子犬が飼い主の脚側に立って、普通に見なれた光景で散歩をするのはもう少し先(上記の教育がマスター出来てから)の
      こととなります。
      このレッスン(教育)のコツは、室内でも屋外でも、短時間でよいので何遍も行うことです。
      長時間行うより短時間のレッスンを何回も重ねた方が、人も犬も早く上達してよいコミニュケーションがとれるようになります。
      少し経てば、子犬でもStay(待て)Stop(止まれ)Good(よし)No(いけない)Sit(すわれ)Lay down(ふせ)Stand(たて)のコマンド
      くらいはすぐに理解するようになります。
      散歩に出る前に、更にHeel(あとえ)のコマンドを教えて理解させれば、言うことはありません。
      行きかう人から「彼方の犬は、天才ね」と言われる事は、もう疑う余地もないことなのです、、、。
      

◇午後遅くなって、仙台市泉区に住むサンディーとケリーのママから連絡が入りました。
やっと今日になって避難所から自宅に帰れたそうです。自宅の被害は甚大とは言えず、散乱した室内を片付けて一応住めるようにな
ったとの事。サンディーもケリーも元気だとの事です。停電していた電気も通じて、水道も使えるようになったそうです。オーナーの皆さ
まには、どうぞご安心くださいとの事でした。(広島のMさん、京都のMさん、有難うございました。)
しかし、宮城野区白鳥に住んでいたハル♂とそのオーナーWさんとの連絡は依然とれていません。小さなお子さんと赤ちゃんが居て、、、、
ご主人は単身赴任だったと思うのですが、、、、早く消息が知りたくて、、、、胃が痛みます。
何方か、情報が得られましたらどうぞご連絡下さい。
(国土地理院が提供している「東北地方太平洋沖地震による被災地の空中写真」によれば、津波の被害は免れたように感じますが。)
それから、青森県十和田市・北里大学獣医学部に学んでいた獣医の卵Sさん(スワン♀)からは、無事との知らせが入りました。
よかったです。


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テレビは見たくない、、と思いつつも、NHKをメインに全ての局を覗いてしまう一夜が明けて、夢見心地の様な一日が始まりました。
徹夜をするのと、怖くて眠気が刺さないのとは全く違うものなんですね。これほどまでに情報が得られないのは、一体全体どう言うこと
なのでしょう。歯がゆくて仕方がないまま今日になってしまいました。
昨日までの時点で秋田県のクリン♂・福島県の姫子♀・北海道のジャスミン他の健在が確認できましたが、宮城県のハル♂・ティラ♂・
サンディー♀&ケリー♀、青森のスワン♀等消息が全く掴めていません、、、、、。
特に仙台市宮城野区白鳥に住むハル一家の事は心配でたまりません。海に近く、七北田川の傍の住まいだったと記憶していますが、
無事でいてくれる事を祈るばかりなのです。

      朝の運動場、シャーリーとレモンの母娘。
      爺の気持ちを見透かしたように、妙におとなしく手をかけまいと気遣っている様な気がしました。
      
      名古屋や京都に住むオーナーさんから情報が入って、仙台市泉区に住んでいるサンディーやケリーは無事な様子で安心
      しました。この様子なら、同じ泉区に住むティラも無事かもしれません。未だ停電中だそうです、、、。
      
      携帯電話をかけっぱなしの爺に異様な雰囲気を感じたのか、シャーリーは母犬のレモンにくっついていて離れません。
      
      あらゆる手段を尽くして調べようとしてみたものの、ハル君一家の消息を得ることは出来ませんでした。
      
◇何としてでも、みんな無事でいて欲しいものです。
しかし、残酷ですね~テレビの映像って、、、、。
そう思うのは間違いだと判ってはいるのですが、、、、人間なんて本当に身勝手なんですね、、、、。
自分を恥じることを厭うことはありませんが、、、無事でいてくれたら何でも言うことを聞きますから、、、と神様に祈る心境です。


 皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。

「ラブラドール」のこと全般に関して、気になる事やご相談事等が有りましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。
出来る限り、お役にたてるように努力いたします。
質問の内容によっては、「ご住所と電話番号」を明記願います。 内容によっては此方からお電話させていただく事もあることを
(メールなどでは十分に伝わらないことがありますので)ご理解下さい。特に「繁殖に関わる」ご質問に関しては、電話番号の明記
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ご質問やご相談は此方まで ⇒ lab@triplestar.jp


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