身近にはいろいろな事が起こります。
飼育日誌⇒管理表を覗くと一目瞭然なのですが、毎年この時期に余り良くない問題の解決を迫られていることが判ります。
重篤な症状で獣医師から「安楽死」を勧められている飼い主や、生死の境目にあるWan達の飼主からの相談に現在あたっています
が、複数のWanがここ数日が山場と思われ、携帯を耳元に置いて眠る毎日です。いきおい寝不足ですが、不眠症でもありますので。
飼い主の声はいつでも重く悲痛で、時々心が痛みますが、此方は取り乱すことなく不謹慎にもアルコールを楽しんだりDVDを観たりも
しています。
会った事もない飼主さんには気を遣っていますが、良く知った飼い主には厳しい言葉を投げかけがちとなります。
親近感の表れなのでしょうが、冷静になればなるほど言葉は厳しさを増して、、、自分の立場なら多分怒ってしまうことでしょう。
そんな訳で、自分の犬達にも、ついついきつい言葉を投げ勝ちとなっていたり、指示も厳しくなっています。
年長の犬達は、「ああ、また始まったぜ~」位に捉えていっこうにメゲませんが、若い犬達は緊張が続くと良くありません。
暑い日中、時間を割いてマリアを近くの県民公園へ連れて行き、遊んであげました。
言わば犬達にとっては「遠足」の様なものでしょうか?
好きな玩具、大好物のお八つ(ご褒美)、それに冷やした水、「遠足三点セット」を忘れずに携行します。
遊びは若い犬の場合必ず一頭づつ相手になってあげます。
遠足の遊びは「信頼関係」の確認・修正と、ある種の基本的なトレーニングを兼ねています。
その犬の性格や気質、肉体的に優れている面や欠点などが良く現れますから、総合的な観察も欠かせません。
野外行動では、ロングリードや長短のスリップリードを数本携行します。
トレーニングを兼ねた遊びには、それら数本のリードを使い分けることとなります。
利口な犬は、短時間の内にそれら(数種のリード)で扱われ易いように頭と身体を使います。偉いものです、、、。
遊びの途中途中に「開放」が含まれ、半ば強制的に自由に振る舞う事を教えます。
但し開放(自由)とは言っても、その場所ごとにその場所に限られた制約があって、それらを守って自由に遊ぶことを教えて
あげます。
公共の場所(公園やドッグラン)では、開放の条件として先ず「呼び戻し」が完璧に出来ることが要求されますから、若い犬と
の遊びは、それ(呼び戻し)を先ず重点課題として行うようにしています。
どんな小さなことでも、指示に従ったり良い読み方の行動をとった時には良く褒めたうえで必ずご褒美を与えます。
褒める事や褒美を与えるタイミングなどを、経験の少ない若犬は水を飲むように感じとって行きますから、遊びとは言っても
決して気は抜けないものです。
良いタイミングで支持する側に立つ人間を、犬は必ずリスペクトします。
反対にドジな指示が度々重なると若犬は違和感を感じるものです。
気抜けをした犬は、戸惑いを見せたうえで支持者を見下す事を覚えますから、その後の関係に良くない影響として現れます。
いろいろな遊びを試しましたが、マリアは最後の遊びの「宝探し」が気に入った様子でした。
ここ掘れわんわん
遊びの最後に動物本来の欲求(走ったり、探したり、地面を掘ったり)を満たして終われると、犬は次回の遠足をとても心待
ちにするものです。
今日の遠足では、マリアに切り出せるカードの数が増えました。
という事でマリアとの関係は、現時点でだんぜんポン爺が優位に立っています~
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皆さまも、今日もご愛読下さいましてありがとうございました。
今年も昨年同様に、ポンコツ犬舎に起こる様々な出来事を中心に書いてまいりたいと思っております。
ブリーダーと言う立場上、書かれる記事の中に一般の皆さまには理解できない内容もたまには有るかと思いますが、長い目で
読まれ、温かな目でブログの主旨を正しくご理解いただければ幸いに存じます。
ブリーダーの毎日は、みなさんが思っている以上に遥かに過酷なもので、ついつい言動も顔付も険しくなる時があります。
しかしブリーダーの元に暮らす沢山のラブラドール達は、毎日変わらず皆一様に幸せに満ちた顔付きをしています。
そんな笑顔のラブラドール達に学び励まされ、動けなくなるまでラブラドールと共に歩んで、好い顔つきになれたらいいなぁと思う
毎日です。四季折々、日々犬舎に巻き起こるドタバタを、拙い文章でこれからものんびりと綴ってまいりますので偏屈な作者(ブリ
ーダー)の奇妙なブログですが、今迄以上に気楽に覗いて頂けましたら幸いです。
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