今月4日に膝関節の手術(TTA)を行ない、23日に退院したShoちゃんのリハビリを開始しました。
Shoちゃんは、肥満細胞腫の切除手術も同時に行っていた為、術後の治療との兼ね合いで退院が遅れたものです。
退院後二日間の安静は、環境(飼育・リハビリ現場)に慣れて貰うためと筋力や筋肉量測定、運動機能の観察にあてました。
リハビリ開始の今日は、早朝の時間帯を使って30分間の自由運動を行ないました。
先ず最初に運動場内のランを使って、解放されて自由に行動する姿を観察しながら沢山の連続写真を撮影しました。
手術後三週間の入院の影響は、これ以上ないと云うほどに大腿部を中心とした筋肉が削ぎ落されてしまっていました。
比較的やわらかな地面を選んでゆっくりと歩かせて歩様の「観察」を行ないました。
「跛行」の度合いは、手術前と殆ど変化無しの状態と思えました。
写真の様に頭を意識的に下げて歩くのは、後肢にかかる負担を軽減させようとの無意識の表れと見てとれます。
自由歩行10分間の後、10分間の休止(伏臥姿勢)、場所を更に柔らかな草地に移して20分間の自由歩行を試みました。
気になる関節の動きとしては、跛行と同じく膝関節の外旋傾向が認められ重要な報告事項(獣医師)の一つとしました。
丸印はTTA手術後の膝(右側)関節、矢印は肥満細胞腫の切除跡(左内腿)を示しています。
リハビリ終了後は定位置に立ったままの姿勢で留まらせ、拳上や跛行などの動作の有無を観察しました。
休止・やや足を上げている
今日のリハビリはこれで終了。すぐに車に収納して帰宅しました。
帰宅後は、立ったままの姿勢で両脚をマッサージ、低反発素材を用いた敷物を敷いた金属ケージ内に収納し完全に休止させました。
明日と明後日は室内での歩行トレーニング(リハビリ)のみを行ない休養日とします。
三日後の月曜日のリハビリは、今日と同じメニューで、時間を10分間延ばす方法をとります。
※気になる関節の動き等が認められた為、週明け早々に動物病院へ行くこと(歩様を観察・判断して貰う為)になりそうです。
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