トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

今夏のバイトくん♪

2014-08-05 06:37:35 | 日記
昨日のパムッカレ

いやー、死の8月です。
安易に死なんて書くもんじゃないんでしょうが、
トルコの観光業者は死ぬほど忙しいと言っても過言じゃないでしょう。

ところで、
トルコの夏休みは3か月あり、宿題もないので、
子供たちは遊びほうけるか、バイトに勤しむ。

去年頑張ってくれたバイトくんに今年もお願いしたら、
身内のホテルを手伝うからと、あっさり振られてしもうた。

去年、近所のホテルでバイトしていた少年の働きぶりを見ていたので、
アプローチをしていたら、その少年は今年も同じホテルで働くとのことで、
がっくし

今年はバイト少年無で切り抜けるのか・・と落ち込んでいたところに、
なんとアプローチしていた少年が双子だったと知り、
オヤジ(夫のこと)が働きモノの双子の弟だから、
おんなじキャラだよと、私に紹介した。
私は殆ど期待していなかったわけ。

いやー、これまでのバイトくんには申し訳ないけれど、
13歳という最年少ながらも、(これまでは高校生)
今までのバイト君以上の働きぶり。

朝から晩まで笑顔を絶やさず、楽しそうに動いてくれる。
私がパンを買って来て欲しいんだけれど、
疲れているなら、いいよ。と、言うと、
疲れていようがいないが関係無に僕に言っていいからね!
と、言ってくれた。

うちで働き始めて1か月以上経過しているけれど、その軽やかな動きは
変化なし。
通常、トルコ人は最初の1週間は頑張るんだけれど
そのうち、なんとか楽をしようと知恵を絞るのに躍起になるんだよね。

うちのバイトくん、私のワンズへの語り口をよく真似する。
ケント、キナサイ!
ケント、ハユル(トルコ語でダメ)

また、外国語にも興味を持ち、
これは英語で何て言うの?とよく聞き、
それを教えるとあっという間に
覚えちゃって、使い始める。

接客もよろしい。
私が相手がトルコ語がわからなくても、無言で料理を置いたり、
お皿を下げたりしない、
飲み物のグラスは客が席を立ってから
下げること、
料理を運ぶときは必ずトレーを使うこと、
と教えたら、ずっとそれを守っている。

そのせいか、まるでトレーが手から離れなくなったかのように
どんなときもトレーを持っていて、
イスに持たれて、ウトウトしながらも常にトレーを抱えている。

仕事も一度教えるとミスが少なく、私に同じことを
言わせない。これまでのバイトくん、いえトルコ人スタッフには
毎日毎日同じことを命令していたような気がするなあ。

多分、日本食を教えたら、今のスタッフより、
すぐに料理を作っちゃいそう。

また、私が頼んでもいないのに、汚れていたら掃除をしちゃう。

こんなに一生懸命働いてくれていても、
バイト代はすべて両親へ行っちゃうの。
聞くところによると、13歳のカレは2年前から、
つまり11歳から夏休みバイトして
家にお金を入れているみたい。

カレの働きぶりに感動するお客さんも多くて、
チップもいっぱいもらっているけれど、
それも家族に渡したりしているみたい。

チップで、自転車買いたい、携帯買いたいって
言っているんだけれど・・・。

彼のプライバシーはあまり書けないけれど、
実はとっても複雑な家庭環境なのです。

日本だったらぐれちゃうような状況でも、
何であんなに素直に正直に育つのか。

あ、トルコじゃ、超過保護に甘やかされたク●ガキも
多くて、始末悪いわー。


先日、日本で非常に胸糞悪い事件があったけれど、
彼女のなんと恵まれた環境で、あんな非情な行為が
出来るのか。

話はずれるけれど、人生に行き詰ったら、
是非、ツアーではない旅に出てください。
日本は日本人は恵まれているか
気づくはず。

厳しい環境に置かれながらも必死に生きようと
している子供たちがいっぱいなんだもの。

あ、でもそんな子供たちも大人になり、現実に気づき
楽して金儲けができる道を選ぶようになるのかなあ・・・。
それらしき大人がトルコにはいっぱいいるもんな。


逆境にも負けず、ずっと今のキレイな心でいて欲しい。
そして、カレの夢が叶いますように・・・・


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