「愛されていたのを知りました」

彼女に初めて会ったのが２年前の夏。

今彼女は２０代後半。
久しぶりに会うとすっかり変わっていました。

印象がだいぶ明るくなったので、聞いてみると
「前は会社とお家の行き返りだけだったんですけど、最初はフラワーアレンジメントを習いに行って、それから今は生け花を習っています」と教えてくれました
残業とか大変とか聞いたいたので、不思議に思うと
「仕事で一生、と思っていなかったので、あのあと考え直して、会社を変えて、時間で帰られるところを見つけたこと、そして自分を磨くことを優先しました、と教えてくれました。

あ～それで輝いているんだ・・と理解できました。

お花を習い始めて、みんなが綺麗にして教室に通っているのを見て、自分の服装もメイクもなんてだらしないんだろう・・と思い、そばかすを目立たなくするメイクのことも雑誌で立ち読みしたり、友人に聞いたり・・
彼女なりに努力したそうです。

「ふるらんさんに変わったね、と言われたかったので。それにふるらんさんもブログで綺麗になりたいわ～の文章が書いてあったので私も頑張りました」と言いました。

きゃ～みんな一緒なのね、と嬉しかったでした。

彼女はもともと可愛いしぐさをする人でした。
それも自然体で。
小首をかしげるときに一番可愛いしぐさをします。

世の男性達はこの彼女の良さがわかっていない・・
すなおさや「はい」とすぐ実行することろの可愛らしさ。
と前回から思っていました。

「で、あの・・」と彼女が言いました。
「なぁに？」と聞くと・・・
「彼氏ができました」報告でした。

聞くととてもラブラブ状態。
前からきっかけは「お花」。

新しい会社で仕事をしていて、お客様がよろめいて飾ってあったお花を倒したそうです。
けがはされなかった用ですが、彼女が手早くお客様の服を拭いたり、お花をなおしたり、会社の人達にいちもく置かれました。

後日倒したお客様がお花を買ってきて、またそれを生け花にして・・・
「母が自己流で生け花をしていました。そのマネだったんです。本当は生け花を習えばいいのですが・・」と言ったそうです。

あの倒したお客様（取引会社の社長さん）から大変好かれ、そのことを奥さんに言ったそうです。そしてその奥さんが生け花の先生でした。
「一度遊びにいらっしゃい」と誘っていただいたので社長と社員の女性と行ったそうです。

そしてその奥さんが生けたお花を見て感動し、フラワーアレンジをやめ、生け花に入門を決めました。
「アレンジよりはるかに緊張はありますが、でもその緊張感がとても楽しいのです」と彼女。
そして運命の出会いが・・・
先生の次男の方に初めて会ったとき「この人だ」とピンと来たそうです。
まもなく彼から食事のお誘い。
そして今愛を育てているそうですよ。

もちろん、彼のご両親も大賛成。
きっとこのままゴールインでしょう。

・・・とここまでブログを読んだら、彼女は若くて可愛くてスタイルがいいからでしょ？と思ったんじゃないですか？

実は彼女、幼いときから股関節の病気で本当は杖が必要な人なんです。
でも私に会った時も「自分の足だけで歩けるように常にしていました」と言いました。
両親はすでに他界。妹さんと二人の生活でした。

彼氏ができたのを一番喜んでくれたのは、妹さんだったそうです。
「良かったね、お姉ちゃん・・」と言って泣いてくれたそうですよ。
「あの時、妹にも愛されてるんだ・・と実感しました。そう私はちゃんといろんな人から愛されているんですものね」

そうなんですよ、人はちゃんと愛されてるんです。

私もそう思っています。
きっと私を愛してくれる男性が現れるって。

それまでに綺麗にしておこうと。