20代前半の女性に出会ったときの話しです。
事務のお仕事をされていましたが、どうしても「やりがい」を感じられないのですとお話していました。
「私はこの仕事にはむいていないのでしょうか?」
ふるらんは答えました。
「カードは違う仕事をしめしていますよ」と。そして
「あのね、あなたはお化粧の販売か、それに関わる何かだと思うわ」
「あ、好きなんですよ、お化粧品とかメイクアップとか」
化粧品のお仕事でも、いろんな内容の仕事があるそうです。
そして彼女があちこちを調べて見ることにしたそうです。
メイクアップの学校に行くには・・生活が苦しくなるし・・・他は販売員になるしかないかな・・など。
ある日、友人と一緒にショッピングに行きました。
そこで友人と話していると、メイクも道具次第かも、という話しになったそうです。
彼女は今まで化粧品についているブラシ以外に使ったことが無く、友人の筆をさわらせてもらってびっくり。
こんなに違うものなの?と聞いたそうです。
透明感のでる色が出やすいし、肌に優しい。そして気持ちいい。
そして筆を探しに歩いたそうです。
そしてあるお店でとてもよい筆に出会いました。
「あの時高いな・・と思いました。でも、これがきっかけだと思ったのです」と彼女は電話で話してくれました。
いろんな話しをお店の人と話して、お小遣いの範囲で月末にお店に行くようにして一本ずつ集めようと思ったそうです。
とても使い心地がよく、メイクの腕もますます上がりました。
3本目を買いに行こうとお店に行った時、お店の人とお話すると、そこのお店で販売員さんを募集するところ、と聞き、彼女は面接を受けることを決めました。
そして自分が使っている使用感やもっとこんなものが欲しいなどということも提案してみたそうです。
もちろん彼女が採用されました。
「毎日気持ちの良いものを触りながら、きれいな女性を増やす気持ちで仕事をしています。とても楽しいです」
電話の向こうの彼女は見えませんが、でもきっと前より美しくなったのは間違えないとふるらんは思っています。