先日の記事で蛹がチョウに羽化した際「これが最後の一頭かも」とお伝えしました。 蛹はあと一頭いたのですが、色が黒く、どうみても死んでしまったようにしか思えませんでした。 捨てる気にもなれずそのままにしておきました。
ところが、10日外出から帰ってきて何気なくケースを見ると。。。羽ばたいている。。。w
もちろん写真がその子です。 ビックリしました。 蛹から出てきても何か障害があるなどそういうことが待っているかも、と思っていたのですが、見たところごく普通のナミアゲハです。
チョウは羽化してまだ充分時間がたっていなかったのかケースのふたを開けても飛んで行かなかったので、今までより多く写真を撮ってみました。
そもそもこの子が普通の子とちょっと違う、と思ったのは蛹になるときでした。 5齢幼虫が蛹になるときには、羽化するときに無事翅を広げて乾かせるよう充分に広い場所を探し求めグルグルとあちこちを歩き回り、ようやく蛹になるために身体を固定させます。
この子の時はグルグル歩き回っている様子もなく(これはただ気づかなかっただけかもしれません)気がつくと羽化用に割りばしをつけた箱の裏側のとても狭い所で動かなくなっていました。
「何でこんな所に。。。」と思いましたが、しっかりと蛹になるまでは動かさない方が良いと思い、蛹になってから箱を切ってケース側面に貼りつけました。
これがこの子の蛹です。
こういう蛹もいるんでしょうか。 一応「黒い 蛹」などで検索してはみたのですが、よくわかりませんでした。
もしかしたら特別に書くこともない、普通の蛹なのかも?
こちらがそれまでの蛹です。
いずれにしても、みんな無事チョウになり飛んでゆきました。
飼育ケースは空になり、なんだかホッとしました。