上の写真は今年年賀状に使った富士山の画像です。 この日11月3日は平林(田んぼ)に用事があり、どうせ行くならと早朝山中湖へ寄りました。
道中中央自動車道、東富士五湖道路の北富士演習場くらいまではクリアな空に富士山がくっきり見えていました。 日の出には間に合わないけれどキリッとした富士山が撮れるだろうと期待が膨らみます。
ところが、そこからほんの10分ほどの山中湖に到着すると富士山は深い霧と雲に覆われまったく見えなくなってしまいました。 それでも山中湖、平野の浜に到着。 時間は午前6時半頃でした。 富士山は雲と湖から昇る霧でやはりまったく姿を現しません。 気候の変化が激しい富士山周辺です。 こんなこともあるのだ、と言うことを目の当たりにしました。
富士山撮影は半ばあきらめていました。 河口湖に戻ろうかとも思いました。 が、凍えるような寒さの中、霧の中を釣りに出る船や白鳥を見てかれこれ一時間。 ちょっと辺りが明るく見えてきました。
なんと霧が段々晴れてくる。 そして雲も見る見る消えてゆく。 なんだか奇跡を見ているようでした。
これがトップの写真の4分前です。 雲と霧が晴れ、富士山が徐々に姿を現す経過をお見せすればいいのでしょうが、それは敢えてカット。w
こんなに長々と書いておきながら、実は今日ブログをアップしたのは下の記事を紹介したかったからなんです。(ぇ
伊勢志摩経済新聞の富士山の記事 → こちらをどうぞ!!
この記事は「遠く200キロ以上も離れた伊勢志摩から富士山を撮影した」というものです。 「奇跡的に」という話ではなく、ここからの富士山はかなり有名なようで、観測しやすいこの時期にはたくさんのカメラマンが各所からその光景を狙っているのだそうです。
今年もカメラマンたちは元日の朝焼けに映える富士山を狙っていたのですが、残念ながら元日は見えず。 伊勢志摩の初富士は2日の早朝に見られ、その後連続7日間見られたのだそうです。
有名なポイントではあるものの、もちろんそうそう見られるわけもなく、年間30日ほどしか観測できない中での7日連続はやはり「奇跡的に」と話を戻した方が良さそうですね。
それにしても写真はとても200キロ以上離れた先の富士山とは思えません。 是非ページの写真をクリックして見てください。 そしてクリックした先には「この写真の場所を見る」というリンクが貼ってあり地図も見られます。
また、各ページには富士山に関する他の記事のリンクなども貼ってあります。 伊勢志摩付近からの富士山の画像や記事を見てみてください。 すごいものですよ。 美しくて信じがたい。
この写真なんかも本当にきれい。 実際にはこれが富士山だなんて現地で見たら信じられないでしょう。→
写真
今日の題名「写真を撮るって・・・」なんですが。 こういう写真や記事を見るとたかが写真、されど写真、と思わずにはいられないです。 なんでわざわざ200キロも離れ、見えるかどうかもわからない富士山撮影のために早朝からカメラマンが集っちゃうのか。 なんかその気持ちがわかっちゃうからこれを取り上げずにいられませんでした。
行き過ぎは良くないとわかってはいますが、「この瞬間が見たい」「今日こそ見えるかもしれない」と思うと行かずにはいられない気持ちになるんですよ。 仕事や何かで絶対に無理な理由があればあきらめもつきますが、「今日がその日だ。 天気は良好(らしい)。 時間は何とかなる。」これがそろうと行かなければ後悔するのが目に見えています。 「私もそんな人になりました」みたいな気持ちをグッと惹きつけた記事でした。