桧原湖上より望む磐梯山
8月20日。 朝目覚めるとたたきつけるような雨の音。。。
もぅほんとにザーザーでした。 朝食をとりに食堂へ行くと他のお客さんが「雷もなっていたわねぇ。」と話している。 「あぁ。。。せっかくカヌーがメインだったのに、中止だわね。」となかばあきらめていました。
もっともこのくらい天候が悪くて中止ならカヌー料金は返ってくるし、近くにはダリの作品を集めた『諸橋近代美術館』もあるし、ま、いいか、と思っていたのですが。
食事をしているほんの30分くらいの間に雨がやみ、薄日まで射してきた。 おぉぉ。 カヌーできそうじゃない。 けど、湖上でどしゃ降り、雷はイヤだなぁ。。。などと思いながら出発。
いやぁ。 薄日どころか、雲の間から出てくる太陽光線は結構きびしいよ。 この日のためにノースフェイスのエクスプロアーハットを買っておいて良かった。w
カレワラさんに紹介していただいたのは『アウトドアスポーツクラブ BACSS』。 カヌーだけじゃなく釣りやウィンタースポーツもお任せです。 桧原湖のこんなきれいな入り江にベースがあって、なかなかに気分が盛り上がります。
わたしたちはダッジオーブンで作ったランチ込みの一日ツアーで参加しました。
午前中はカヌーレッスンも含め、参加者全員でのカヌーツアーリング。 午後は習った技術を活かして自由行動です。 とても丁寧なレッスンとセイフティートークを受けました。 で、カメラは濡れる可能性があります、写真を撮っているとツアーに遅れて迷惑です、とのことで午前中のカメラ撮影は遠慮しました。
と、言うわけで写真はすぐにお昼ご飯となります。w
どうです、これ。 おいしそぅでしょー? おいしぃんですよ。w
ポテトとチキンですけど、たぶん味付けは塩、コショウだけなんですよ。 けど、お肉がホワッ、ホロッと柔らかくて、レタス、パンと一緒に食べるとおいしーo(>▽<)o
午前中は練習だけで大したことないかな、と思っていたのですが、2時間半みっちり漕ぎまくったものでパクパク食べてしまいました。
お腹もいっぱいになり、できればこの美しい風景の中で昼寝でもしていたい、という気持ちを抑え出航です。
ガイドなしでこの広い湖を好きなように行ってきて、と言われるとちょっと不安でしたが、やっぱり自由行動は気持ちいい。 ま、ほとんど午前中ガイドさんが教えてくれたコースだったんですけどね。
観光船やモーターボートが通過すると大波が寄せてきてスリル満点ですが、たいていの人が手を振ってくれて、まるで人気者です。w
天気もますます良くなってきて、いい感じです。
バックスのベースは桧原湖の東岸、南北に長い湖のちょうど中ほどにありますが、そこから南に向かって漕いでゆきます。 ベースの入り江では見えなかった磐梯山も、湖上を進んでゆくにつれよく見えてきます。
山の景色はあちこち絶景ポイントがあるでしょうが、何も障害物のない湖のうえから見る磐梯山は格別です。
また、桧原湖上からは磐梯山、吾妻山、安達太良山と日本百名山がいっぺんに3つ見られる、とガイドの方が言っていました。 この日は雲が多く磐梯山しか見られませんでしたが、そんな景色も眺めてみたいものです。
桧原湖は浮島も多く、浮島と浮島の間はまるでジャングルクルーズのようです。 この先抜けられるのか、行き止まりなのか、水深が浅くなってしまい通れるのか、けっこうスリルがあります。 狭いところではバックをしたり、回転技を使ったり、とても楽しいです。
右の写真は中央右側あたりにつり橋があるのですが、これは桧原湖にかかる唯一のつり橋です。 陸上で車を置いて探勝路を歩いてここまで来るには一時間半かかるそうです。 カヌーでバックスのベースからまっすぐ来れば30分ほどでしょうか。 このつり橋の先は「いかり潟」と呼ばれ、行き止まりの入り江です。 まるで秘密の入り江に入り込んだようで、ステキでした。
午後はゆっくり写真を撮りながら約2時間くらいのカヌーイングをして終了としました。 気づけば、膝下丈のパンツをはいていたわたしの足先は、ふくらはぎから下あたりが真っ赤に日焼け。。。うはぁ。。。夏の思い出が焼きつきました。