あちらこちらのブログで、お墓参りに行きました、という記事をお見かけします。お彼岸ですね。
おはぎが食卓に並んだお宅も多いことでしょう。
うちは、買ってきましたが。w
おはぎ&ぼたもちのちがい、という話などよく聞きますが、
All Aboutや
ウィキペディアを読み、あらためてほぉ~と思ったり、また、春がぼたもち、秋がおはぎ、の説も結構微妙だったりするのか?などと思ったり。
「牡丹餅の塩の過ぎたのと女の口の過ぎたのは取り返しがつかない 」に一人ウケている私です。
さて、私にとっておはぎというとおばあちゃんです。
父の母親のことですが、2人ともすでにあちらの世界です。
このおばあちゃんのおはぎが絶品で、子供のころはお彼岸が大変待ち遠しかったものです。
父の兄弟は全部で10人。お正月、お盆、お彼岸などには長男の家、本家にこの親族が一日中訪ねてきますが、そのためのお料理は長男の奥さんとおばあちゃんが全て用意していました。みんな子供連れでくるのですから、相当な人数です。
私たち子供は、久しぶりのいとこ同士の再会がうれしくて、家中走り回ったり、トランプで遊んだりして一日中騒がしくしていた事を思い出します。
そんな時誰かが「おはぎの食べ比べをしよう!」と言い出しました。
おばあちゃんのおはぎは特大で、あんこもたっぷりついているし、ごはんはちょうどこの写真のようにお米の形が残っているような物で、2つも食べればお腹いっぱいになるようなおはぎでしたから、おいしいとは言え大変な挑戦です。
私はいとこの中では小さい方でしたから、初めから脱落組でしたが、大きな子達は10個くらい平らげていました。たしか勝者は13個食べたと記憶しています。(汗
こんなに食べても、おはぎはなくならなかったのですから、おばあちゃんはいくつおはぎを作っていたのでしょう?
盆暮れの行事はさぞや大変だった事と思います。
おばあちゃんが亡くなって以来、満足の行くおはぎに出会ったことはありません。
写真のようなおはぎを取り寄せたりすれば、それはそれでおいしいのでしょうが、きっとそういうことではないのだと思います。
おはぎを見るたびにおばあちゃんを思い出し、おいしくないだろうと思いながらもスーパーのおはぎを買って食べてしまう私です。