11月28日(土)。 『甘草屋敷』にやってきました。
高野家は、江戸時代に薬用植物である甘草の栽培をして幕府に納めていた家で、古くから「甘草屋敷」と呼ばれてきれてきました。 主屋を含め全12棟ある建造物のうち9棟および宅地そのものが重要文化財に指定されており、建物1つだけではなく、幕末から明治初頭にかけての屋敷構えを今日に伝えています。
現在では「歴史公園甘草屋敷」となり、屋敷内では季節ごとに薬草の花の見ごろを迎えるばかりでなく、各種行事も催され、ころ柿作りのイベントもあったようです。 また、春には主屋の座敷いっぱいに段飾りのお雛様と吊るし雛が飾られるイベントもあります。
日差しがあると柿のオレンジ色もまだまだきれいですし、障子に映る柿の影もきれいなのですが、だんだんと雲がかかってきてしまいました。 雲が動いてようやく射した日差しを待ってシャッターをきりましたが、お日様の光の強さってやっぱりすごいですね。 うすい雲でも障子に柿の陰はまったく映りません。
すぐ上の写真は文庫蔵と呼ばれている建物ですが、「子ども図書館」になっています。 男の子がお母さんに「紙芝居! 紙芝居!」とうれしそうに入ってゆきました。
さて、このあと武田信玄公の菩提寺「恵林寺」の近く『岩波農園』さんへお邪魔しました。
さすがにころ柿の生産で有名な農家さんです。 このみごとな量! けれど、奥様曰く、「本当はうちはぶどう農家なのよ。」 えぇぇぇーーー!!w
軒先だけでなく、お庭にもありますよん。
その先にもまだ棚を作ってほしてありますよん。 手前の黄色い葉はぶどうです。
このころ柿は甲州百匁柿(こうしゅうひゃくめがき)と呼ばれるもので、とても大きくりんごくらいの大きさがあります。 重さが百匁=約300gくらいあることからそのように呼ばれるそうです。
こちらの岩波農園さんではこの柿をひとつひとつ手で剥いて干すのだとおっしゃっていました。 1つ300円~500円くらいのお値段ですが、普通の干し柿の2~3倍はあります。 ころ柿になるにはあと2週間干すのですが、今の時期干しきらずにやわらかいあんぽ柿をお庭で売っていたので購入いたしました。 食べ応え充分な大きさと、甘くとろけるおいしさ。 もう大満足!! (゜∀゜)