
ちょっと前に大山千枚田の写真を載せましたので、もう少し大山千枚田の写真を。 これは7月5日に撮影したものです。
『大山千枚田』は千葉県鴨川市内の山間部にある、「東京から一番近い棚田」として有名で、「日本の棚田百選」にもその名を連ねています。
鴨川と言えば私の場合シーワールドなわけで、他の多くの人にとっても「海」というイメージが強いのではないかと思いますが、鴨川市、山も深いんです。
考えてみれば、都内から千葉県にアプローチして木更津を過ぎ、南房総を目指してゆく際に千葉県中央を走るルートを通ると、低めの山が延々と続く景色を眺めることが出来ます。 本当に果てしなく山並が続く感じです。 海に来たのに、いつ海に到達するのだ?という程です。
千葉県産のコシヒカリ、千葉コシは私の中ではお手軽な値段でおいしい、というイメージがあります。 平地で耕作をしている場所も見かけますが、これだけ山が多いのですから、棚田を作って稲作をしていてもおかしくなかったわけです。
それにしても、初めてここを訪れた時には本当にビックリしました。 千葉県に棚田。 いや、あるんですよ。 しかも、美しい。 都内からのアクセスの良さも生かされ、棚田オーナー制度や、棚田の夜祭、稲作以外の体験プログラムなども充実しており、都市と農村の交流活動という意味では成功している場所なんだろうな、と思います。
この大山千枚田の不思議なところは、この田に注ぐ水源が無いことです。 面積3ha、375枚の田んぼは雨水のみによって潤されています。 実際日照りが続いたらどうするのだろう?と思います。 今はいろいろな技術で補えるのかもしれませんが(?)昔の人は心配だったろうな、と思います。
そんな田んぼのお米は天からの水によって育成された「天水米」として、商品化されてます。

こちらの田んぼは細長い田んぼが多いです。 機械が入り込めないような、いびつで小さな田んぼもたくさんあります。 人間の手作業に頼るしかない田んぼが多いということです。 しかし、この曲線が棚田の美しさを引き立てます。 なかなか写真でお伝えできないのがもどかしいですが。
田植え前の水鏡や、田植え直後、夕暮れ時に水面が光って浮かび上がった時、月夜の月が映った「田毎の月」などが美しく撮れるといいのでしょうが、なかなか時間を考えると難しいです。
左上に車が見えますが、ここは観光地としても力を入れているのでしょう。 駐車場も大きめな物が確保されており、田んぼには立ち入り禁止になっていますが、見晴らし広場のような場所がきちんとあります。

これだけ稲が成長してしまうと、まるで180番ホールぐらいあるゴルフ場のようですが。w
まぁ、ほんとに上手く撮れなくてすみません。

カエルくん登場です。

このカタツムリなんですが、田んぼの周りの柵に数十匹がかたまりでいました。 記録のために撮ればよかったんですが、ちょっとアレなんで、やめときました。 いや、ビックリしました。

シャッタースピードとか、足場が悪いところでの撮影なんだよな。 きっと。

最後まで見てくれてありがとにゃー。