2012年4月16日
日光二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)の弥生祭(やよいさい)を見に行ってきました。 弥生祭は日光に春を告げる二荒山神社の大祭です。 毎年4月12日~17日の5日間、いずれの日も古いしきたりを重んじ、格式通りに万事を進める祭りです。そのため、ひとつ間違うと町内単位の 『ごた=トラブル』になるため「ごた祭り」とも呼ばれています。
上の写真はヤシオツツジと呼ばれる淡い桃色のツツジの造花で飾られた花家体(はなやたい)です。 ヤシオツツジは日光に一番に春を告げるように咲き始める、祭や春の日光のシンボル的なお花です。 今年は開花が遅れているようですが、それでも市内のたくさんのお宅でかわいらしいピンクのツツジが咲いているのを見かけました。
そしてこの家体は神橋を境に東西12町により引き回され、17日には「付祭(つけまつり)」として行われ、クライマックスは二荒山神社へ続く長い坂をお囃子とともに引き上げられ神社境内を廻るのだそうです。 私はその前夜祭、「宵まつり」を見てきました。
付祭自体は2009年以来3年ぶりの開催でした。 2010年は降雪のために中止、そして昨年は震災でした。 今年は花家体の付祭も開催でき「本当に日光に春が来た」と言うところだったでしょうか。
16日の神事と宵まつりだけなのですが、たくさん写真を撮ったので少しずつアップしたいと思います。
滝尾神社神輿還御発輿祭(たきのおじんじゃ-しんよかんぎょはつよさい)
滝尾神社の神輿が行者堂前を通り本社へ還る
この道を山に向かって20分ほど歩いた所に滝尾神社があります。 三基あるお神輿の一基が14日に本社から滝尾神社へ渡御していました。 そのお神輿を16日再び本社へお迎えするお祭りです。
本社では本社、本宮の二基のお神輿が滝尾神社のお神輿をお迎えし、高天原と呼ばれる場所で神事を行います。 手前に一基見えるのが滝尾神社のお神輿、向こうに本社、本宮のお神輿二基が見えます。
家体にはこのように着飾った女の子や男の子達が乗り込み、太鼓や鐘のお囃子を奏でます。 とても華やかでかわいらしいです。
とても素晴らしく、また楽しいお祭りなのですが、平日に行うためかそんなに人がごった返すことはありませんでした。 都合さえつけば本当に見ておくべきお祭りだと思います。
二荒山神社での神事、家体のかわいらしい子供たちの写真などまたアップしたいと思います。