萩尾は感度のいいカメラを用意していた。くらい照明の中でその行為を、彼らの顔を捉えられる位置に移動しながら、シャッターを押した。マスターは二人の様子を確かめながら、照明を徐々に明るくしていった。グラスの中の白い粉と、女たちのテクニックで彼らは何も気づかなかった。
脳の記憶中枢は停止し、快楽の渦に呑まれていった。
理性も記憶も、身体の外に飛び出していた。
一週間後、千葉県警の署長宛に封書が届いた。差出人のない封書だったため、秘書官が開封した。中には 彼の御乱交の写真が入っていた。写真のみで、手紙などは入っていなかった。秘書官は慌てて、署長室に駆け込んだ。代表に選ばれた彼を知らないものは署内にはいなかった。
「やー、先だってはありがとうございました。面白い写真が上がってきましたよ。早速、署長様宛に郵送させていただきました。
これで、彼は代表から落ちますよ。よかったですねえ。
彼だけを狙っていたんですけどね。貴方の顔の写っているのが、何枚か上がってきちゃって・・・、大丈夫ですよ。
そっちは同封してませんから。まあ、これも何かのご縁ですから、これからも宜しく御願いしますよね。」
萩尾の声は、女をくどくときのように甘く、先輩の耳にまとわりついた。そのとき、先輩は背中を冷たいものが流れるような感覚を覚えた。
脳の記憶中枢は停止し、快楽の渦に呑まれていった。
理性も記憶も、身体の外に飛び出していた。
一週間後、千葉県警の署長宛に封書が届いた。差出人のない封書だったため、秘書官が開封した。中には 彼の御乱交の写真が入っていた。写真のみで、手紙などは入っていなかった。秘書官は慌てて、署長室に駆け込んだ。代表に選ばれた彼を知らないものは署内にはいなかった。
「やー、先だってはありがとうございました。面白い写真が上がってきましたよ。早速、署長様宛に郵送させていただきました。
これで、彼は代表から落ちますよ。よかったですねえ。
彼だけを狙っていたんですけどね。貴方の顔の写っているのが、何枚か上がってきちゃって・・・、大丈夫ですよ。
そっちは同封してませんから。まあ、これも何かのご縁ですから、これからも宜しく御願いしますよね。」
萩尾の声は、女をくどくときのように甘く、先輩の耳にまとわりついた。そのとき、先輩は背中を冷たいものが流れるような感覚を覚えた。