「でもさあ、けっこう金かかるんじゃないの。」
「世田谷関係はね。僕とマーが、マーが諏訪から来たときに回るから、そんなでも。」
「前は市川からでしょう。何台で来てたの、」
「うーん。でも、市川も回っていたから、軽トラは全部で四台あったかな。」
「その分、二人じゃ大変じゃない。」
「あっ、スグリさん、それ、ロンです。」
「えー。」
「そんなカスッ手で・・・。」
「いや、メンタンピン、ドラいち、マンガンじゃん。」
「えー。」
「マサル、上手くなったよね。」
「そうなの。」
「バンドも金かかるよね。」
「ジローさんは何やってるんですか。」
「自称はカメラマン。」
「すごいですね。」
「すごくないよ。専門学校は出たけどさあ、仕事なんか、ないよ。」
「でも、スグリの専属カメラマン。」
「ノーギャラ。スグリの写真とかさあ、作品もって、出版社とか回ってんだけどね。お声がかからなくて。」
「大変ですね。」
「バンドも大変なんだよ。」
「あっ、ポンです。」
「えー、ドラだよー。スグリ、責任払いな。」
「なにいってんのよ。まだ、上がってないじゃない。」
「ジローちゃん、それ返して。よし、テンパイ。リーチ」
「トコさん、それロンです。」
「なにー、スグリいい。」
「私のせいじゃないもん。」
「トイトイ、ドラ三、マンガンだ。」
「トコさんは何やってるんですか。」
「僕は、カタギだよ。」
「カタギって。」
「写真屋さん。」
「何言ってんだよ。現像屋だろ。」
「トコちゃんはすごいのよ。航空写真の現像とか、映画のフィルムの現像とかさ、やってる会社なんだって。」
「へー、すごいですね。」
「まあね、僕は最近、ビデオ編集のほうだけどね。」
「すごいんだ。この機材が、何億らしいよ。」
「そう、そう、この前ね、わたしたちのプロモーションビデオ作ってもらったのよ。」
「プロモーションビデオー。」
「いやね。あいてる時間に編集しただけなんだけど。」
「違うのよ。ライブのたびに、たっかーいカメラ借りてきてくれてさあ。撮影もしてくれたのよ。」
「撮影もできるんですか。」
「撮影は素人だけどね。」
「でも音源作らないと、悪いじゃない。そっちがさあ、お金かかかちゃって。」
「へへー、スグリ、ロン。」
「なによー、もう。」
「音源って。」
「インディーズの音源作ってるスタジオ借りてさあ、クリック聞いてやる録音なんてさあ、やったことなかったから。ドラムスがテンパッちゃってね。時間はかかるは、ミックスまでさあ、やるつもりが、ぜんぜん、終わらないの。」
「クリックって何ですか。」
「クリック入れとくと動機ができるんだって。」
「わからん。」
「まっ、いいか。ビデオ見る。」
「是非是非。」
「三曲なんだけど、いろんなパターン作ってくれたのよ。」
「世田谷関係はね。僕とマーが、マーが諏訪から来たときに回るから、そんなでも。」
「前は市川からでしょう。何台で来てたの、」
「うーん。でも、市川も回っていたから、軽トラは全部で四台あったかな。」
「その分、二人じゃ大変じゃない。」
「あっ、スグリさん、それ、ロンです。」
「えー。」
「そんなカスッ手で・・・。」
「いや、メンタンピン、ドラいち、マンガンじゃん。」
「えー。」
「マサル、上手くなったよね。」
「そうなの。」
「バンドも金かかるよね。」
「ジローさんは何やってるんですか。」
「自称はカメラマン。」
「すごいですね。」
「すごくないよ。専門学校は出たけどさあ、仕事なんか、ないよ。」
「でも、スグリの専属カメラマン。」
「ノーギャラ。スグリの写真とかさあ、作品もって、出版社とか回ってんだけどね。お声がかからなくて。」
「大変ですね。」
「バンドも大変なんだよ。」
「あっ、ポンです。」
「えー、ドラだよー。スグリ、責任払いな。」
「なにいってんのよ。まだ、上がってないじゃない。」
「ジローちゃん、それ返して。よし、テンパイ。リーチ」
「トコさん、それロンです。」
「なにー、スグリいい。」
「私のせいじゃないもん。」
「トイトイ、ドラ三、マンガンだ。」
「トコさんは何やってるんですか。」
「僕は、カタギだよ。」
「カタギって。」
「写真屋さん。」
「何言ってんだよ。現像屋だろ。」
「トコちゃんはすごいのよ。航空写真の現像とか、映画のフィルムの現像とかさ、やってる会社なんだって。」
「へー、すごいですね。」
「まあね、僕は最近、ビデオ編集のほうだけどね。」
「すごいんだ。この機材が、何億らしいよ。」
「そう、そう、この前ね、わたしたちのプロモーションビデオ作ってもらったのよ。」
「プロモーションビデオー。」
「いやね。あいてる時間に編集しただけなんだけど。」
「違うのよ。ライブのたびに、たっかーいカメラ借りてきてくれてさあ。撮影もしてくれたのよ。」
「撮影もできるんですか。」
「撮影は素人だけどね。」
「でも音源作らないと、悪いじゃない。そっちがさあ、お金かかかちゃって。」
「へへー、スグリ、ロン。」
「なによー、もう。」
「音源って。」
「インディーズの音源作ってるスタジオ借りてさあ、クリック聞いてやる録音なんてさあ、やったことなかったから。ドラムスがテンパッちゃってね。時間はかかるは、ミックスまでさあ、やるつもりが、ぜんぜん、終わらないの。」
「クリックって何ですか。」
「クリック入れとくと動機ができるんだって。」
「わからん。」
「まっ、いいか。ビデオ見る。」
「是非是非。」
「三曲なんだけど、いろんなパターン作ってくれたのよ。」