nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.58

2月6日


どうですか。

どうなされなした。

なぜですか。

今回は軽度の食中毒ということにしました。

ウチもそんなに大きくないんでね。

警察沙汰とかは・・・。

ちょっと。

精神科にも行かれてるそうじゃないですか。

お母様が心配されてましたよ。

もちろん、原因ははっきりしないけれど、食あたり程度にお伝えしました。

長いんですか、精神科。

そうですか。

それなら、手帳を申請したらどうですか。

3級だったら・・・。

それでも生活は楽になりますよ。

生活保護と言う手もありますが・・・。

とりあえず、手帳のほうがて簡単でしょう。

だれが連れてきたかって。

彼女さんじゃないんですか。

そういえば、あのあと一度も来てないか。

まあ、あの程度の量だと・・・・。

警察沙汰になることはないですねえ。

て言うか、したくないですね。

もし、故意だとしたら、もうやめてくださいよ。

面倒くさいから。

ああ、手続き関係は主治医の方に聞けばすぐに教えてくれますよ。

お大事に。

nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.58

2月5日



酷使できない身体になっんだなあ。

はは、

そうか、病気ってこんな感じなんだな。

いい感じで行けると思っていたんだけどな。

運がいいのかな。

でも・・・。

久しぶりに会ったな。

独立しろか。

親に迷惑を掛けるなか。

そんなことを言いに来たのかな。

運が良かったって。

もう退院か。

はは、

男ばっかりだったな。

その方が怪しい雰囲気にはならないか。

まあ、いいか。

ヒトミは・・・。

何も言ってなかったな。

文句ばっかいっても・・・。

母親か・・・。

カネがないなあ。

nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.57

2月2日




それでいい。

どうでもいい。

虚無はここにある。

どこにいても、戻る場所などない。

部屋は、人も物だ。

カネは、人の物だ。

理由ならいくらでもつくれる。

面倒臭い。

かかわりが、かかわることが、煩わしい。

どうなりたいか。

など無い。

いつかは果てるだけだ。

時間は、ただ流れていく。

きっかけは、簡単だ。

今日、ここにいることも。

明日、ここにいることも。

想像すらしない。

いや、待て。

いつか王様になる。

全てを支配する。

すべて。

感じるこの世界。

すべて。

nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.56

2月1日


朝ならいらっしゃると思って、電話をしたんです。

はは、

まだ、起きてませんでしたか。

それは、失礼しました。

はは、

手続きは終了しました。

はい、継続診療は特定の医師のみです。

新規で診療を受ける場合は国民保険でお願いします。

まあ、まだ、移行されてるとは思いませんけど・・・。

その場合、実費で負担していただいて保険証が届いた段階で精算になります。

ねえ、一度行こうか。

そういうの苦手でしょ。

一緒に行ってあげるから。

なによ。

余計なお世話ってこと。

いいじゃない。

今日だったら、午後抜けれるから・・。

いくね。

前と変わってないんでしょ。

そうよね。この番号で出るんだもの。

1時半ね。

出かけないでよ。

まあ、いいけど。

じゃあ、あとでね。

はい、はい、それでは、よろしくお願いします。