nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.20

1月23日

男女雇用機会均等法

予定　休み

森蔭が　体調不良の為

代理出社

いや、現場

現場管理

就業者　確認

仕上、塗り5人　パテ　2人

足場バラシ　鳶　3人

ユンボ　2機　オペレーター　2人

基礎工事　眞栄城組

土工　2人　

型枠大工　2人

鉄筋工　2人

手元　2人

個人住宅

深基礎部分　地下室に改築

基礎高　3ｍ　下地　ベタ基礎

申請　耐震基礎　（通常は深くて0.9ｍ）

検査写真ねつ造

役所　写真検査のみ

眞栄城組　地下室ドア部分の穴掘、壁のハツリ

独立基礎　無

専用階段　基礎工事　配筋工事

終了予定　16：30





　

nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.19

1月20日

19：00時

ゴミ車が来ない。

コンクリートガラ・鉄筋・養生・パイプ他。

混載車は高い。

ガラは産廃、二次利用が好ましい。

好ましい。

強制力はない。

ジカンとカネ。

どうせ、会社のカネだ。

が、結局。

約束の時間には間に合いそうにない。

・・・・

仕事、22：00でどう。

・・・・

じゃあ、また。

・・・・

え、いいの

・・・・

店、変えるの。

・・・・

どこ、それ。

・・・・

下北かー。

・・・・

電波、届かないんでしょ。

・・・・

解った、22：00に西口ね。

・・・・

え、そんなこと言ったことないじゃん。

・・・・

うれしいねえ。

・・・・

アイ・・・

21：00時

板橋本町　シモーヌ板橋改築現場

搬出終了

nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.18

1月18日

何もない。

何もないことがいいことだ。

すべての時間が飾られた嘘で終わっていく。

新鮮な空気が吸いたい。

週は始まる。

同じように。

同じような顔をして出社。

電車のなかで、キヨミに似た女を見た。

満員電車のなかの移動は難しい。

大きく揺れるたびにできる隙間を利用して近づいた。

近眼の眼鏡を外せば、きっとキュートな素顔が見れそうだ。

週の頭は全員が社に出社、そして、現場だ。

着替えを入れたバッグは満員電車を、さらに窮屈なものにする。

肩から手に持ち替えて・・・。

ヨシ。

キヨミよりずっと、綺麗だ。

眠そうな顔。

眼鏡の奥の瞳が時々、開いては閉じる。

肩が触れるくらいの距離。

香が届く距離。

そして・・・・。

右手はバッグの重さでしびれそうだ。

左手で吊り革につかまる。

はは、計算通り。

足を踏ん張るような立ち方はしていない。

女の体重が左の胸に掛かる。

と同時に、胸の感触も伝わる。

はっと、気づいたような顔をして、身体を起こす。

すぐに睡魔の誘いが味方する。

コートの奥。

生地は、ライトダウン。

柔らかさを感じるワイヤーレスのブラ。

はは。

衝動が・・・・。

nihility and isolation and forfeiture (虚無と孤独と喪失と）Vol.17

1月5日

勤務続行

年始回り無し

4日　新年会

社　事務所にて

社長挨拶

「無事故の継続を本年も目標として頑張りましょう。」

事故はある。

死者もいる。

詭弁だ。

責任者は誰なんだ。

責任をだれがとるんだ。

家族も婚約者もいない。

俺が狙われるかもしれない。

書類上の手続きはいつでも変えられる。

番号があっても同じだ。

所属期間の変更。

所属会社の変更。

幽霊会社。

計画倒産。

新規設立。

自社は常に優良会社。

はは。

はは。

はは。

出向という名の人切。

次は俺の番か。

24：00　から　みづえ　自宅

5：00　起床

8：00　現場再開

ゼネコン、年始に当たり事故のないようにと声高に。

はｈ。

眠い。