70年代に劇場公開された映画の詳しい情報としては、書籍などの資料を見るのが手っ取り早いと思います。「香港・台湾フィルム全リスト」という資料がとても役立ちますが、このリストは資料本が刊行された1980年当時の全リストとなっています。
「ドラゴン大全集」芳賀書店刊 日野康一編
このリストは、シネアルバム76「ドラゴン大全集 KUNG FU! ブルース・リーからジャッキー・チェン」という本に記載されています。(下記参照)
ここで注目したいのは、”当時上映されたフィルムがどの言語で上映されたのかについて”・・・なのです。
あまりこの情報って無かったなと思っていたのですが、この本のことを思い出し、備忘録的に記事を書いてみました。
王羽「嵐を呼ぶ必殺剣」当時は、日本語版が上映された。(その理由もあるにはあるのだが)
74年をピークとして、「燃えよドラゴン」以降に公開された作品をメインに配給会社とともに、上映時間、上映時音声などがリストとして載っています。来年ぐらいにはそろそろ、復活!ドラゴン・ブームでも来て欲しいですね。
また、この資料本には張徹(チャンチェ)監督の特別寄稿が掲載されています。チェン・チェの映画における死に関する記述に注目してみると、「古代東洋人(中国と日本)の戦い方は欧米人とは違い、降伏することはなく、がむしゃらになって死ぬか、自殺するだけのことです。」と書かれています。
王羽の「大刺客」を例に挙げ、主人公が目的の敵を暗殺した後、自分の腸をひねり出して自殺するという、勝利してから自殺するという行動が欧米人には理解できない性質だと書いています。血まみれで悲壮な死をむかえるという映画で表現する。これが東洋的なアクションの描写であると・・・。
そして、50年代頃からの黄梅調映画がカンフー映画製作の土台になったというのも貴重な証言ですね。結局、誰も自分の国の人間が持っていた性格を表現することがなかったために、自らが映画を通して表現してみせたという話になると思います。理解するには確かに難しい面もあるのかも知れません。しかし、張徹は「残酷すぎるで片付けるな。」と主張します。張徹は浙江省生まれです。つまり中国人。中国人でなければ理解が困難もあるでしょうが、先の東洋人の意味には日本人を含む考えもあるようでした。
以上、張徹ご本人による言葉からの感想でした。
オクトーバーフェスト行かれてたのですね(笑)
関係ない話ですみません、、、、、。
今夜「死亡の塔」を観てたのですが、あのロケ地って
ジャッキーの「拳精」と同じ場所ですかね?
韓国がらみで 一緒なのかなぁ~と思いまして。
醒龍さま ご存じですか?
こんにちは!
オクトーバー~は楽しかったですよ。みんなでワイワイやるのが楽しいですね。
で、ロケ地ですが、あれはですねー、確か拳精で使われてた韓国のお寺です。(残念ながら現地へ行ったことがまだありません)
仏国寺とかほかにもいろいろあったと思いますが・・・。確かキンフーの映画にも使われていたはずですよ。
まぁ一度ゆっくりロケ地巡りなんてしてみたいものですー。