リラ地方は昨日から雨がふったり曇ったりのお天気ながら、気温が急に上がり何だか春の様な過ごしやすさです。まだ2月半ばですのにね。
そんな中、親戚の方に蕗の薹を頂きました。先日の梅の花に続いて今度は、蕗の薹を頂くなんて、我が家には春の使者が次々に訪れ嬉しいです。
ずっと以前はこの時期になると、蕗のとうを見かけることがたまにありましたが、最近では殆ど見かけませんね~。頂いた蕗のとうを手に取ると、蕾状態の花が柔らかい淡い緑色の葉にくるまれて、これを見ているだけでも春の息吹きを感じます。
杉田久女だと、この蕗のとうをどの様に詠むのだろうかと調べてみると、『杉田久女句集』にありました、こんな素敵な句が...。
「 甦える 春の地霊や 蕗の薹 」
この句の中に、私達が蕗の薹に対して感じているすべてが詠いこまれている気がします。「地霊」という言葉の使い方が素晴らしく、彼女らしい力強い句です。
頂いた蕗の薹は、天ぷらにしてお夕飯に食しました。ほろ苦い大人のお味でした。
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