今日は、フランス/ブルゴーニュで真摯にワイン造りを続けるパット・ルーのトマ・ピコのワインの紹介です。
シャブリというアペラシオンはその名声の高さと世界的人気の為に、品質の良し悪しに関わらず高い価格で取引されるため、
秀逸なワインを造る生産者が稀な状況です。そんな土地柄にあって、「シャブリという地域は、多くの生産者が農薬や化学物質を用いています。
ただ私は、私たちだけでなく、子供や次の世代の人のために土壌を守り、自然を守る必要があると思うのです」という決意で
僅か2hの畑で自然派ワイン造りを始めたのが、当時24歳のトマ ピコ氏です。
幼い頃に、除草剤などが原因で病死した祖父から遺言のように伝えられた「トマは同じ過ちは犯すな」との言葉から決心したそうです。
パット ルーのワインの最大の魅力は、シャブリというアペラシオンに求められるイメージを損なわずに、
自然派ワインの柔らかい飲み心地が楽しめる所です。石灰質土壌由来のミネラル感がしっかりとあり、
そこに芳醇な果実の旨みが加わります。全体のバランスが素晴らしく、トマ ピコ氏の誠実で実直な人柄をそのまま瓶詰めしたような
味わいが楽しめます。
デイリーな感じで気軽に飲める金額ではありませんが、時間をかけてじっくり味わって欲しいオイラのおススメワインです
＊トマ ピコ＝パットルー/シャブリ2017 ￥8500
お持ち帰りは￥７００引きになります。
