緊急事態宣言が解除されましたので、店内でもお酒が飲めるようになりましたが
沖縄県からの時短営業要請は続いていますので、20時50分に営業終了、21時閉店となります。
ライオンミドリは県の認証する「感染防止対策認証店舗」になりますので、20時まではお酒類の提供が可能です。
尚、テイクアウトのライオン・デリも元気に継続中です。
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今日はオイラの推しの造り手、ジャン・マルク・ドレイヤーのブレない気持ちが詰まったワインの紹介です。
オイラのジャン・マルク・ドレイヤーへの想いを書くと相当長くなってしまうので要約しますが~
ジャン・マルク・ドレイヤーは親の跡を継いでフランス/アルザスのドメーヌの当主となりますが
前々からビオディナミで行うブドウの栽培には関心はありましたが、ワインの醸造にはあまりこだわりがなかったそうです。
ドメーヌを継いだ当時は、クライアントのニーズに合わせて甘口ワインや新樽熟成のワインも造ったりしていて
今のスタイルと全くかけ離れたものでしたが、「ジュリアン・メイエの当主パトリック・メイエ」らとの交流で
SO2 無添加ワイン造りに興味津々~でしたが、「当時は、家族の生活を養うことを考えると、全てを SO2 無添加にするのは
あまりにもリスクが高すぎて、そこに 100%コミットする勇気がなかった」そうです。
元々畑の仕事には自信がありましたが、ワインの醸造には100%の確信が無いまま造っていたため、
心の迷いもあり中途半端なワインしかできなくなり、ワインはどんどん売れなくなり、家庭内も最悪、
さらにその年はブドウにとっての天候も厳しいと、人生のどん底を経験してしまいます。
限界に来てしまったジャン・マルク・ドレイヤーは、元来敬虔なクリスチャンだったので
意を決して(その後の彼の人生の転機となる)ペルリナージュを決行しました。
(ペルリナージュとはキリスト教の巡礼最終地であるスペインのコンポステーラまで歩いて渡る巡礼の旅のこと)
ちなみに、ジャン・マルクはこの時のペルリナージュで 2500km の行程を徒歩 3 ヶ月で達成したそうです。
巡礼後は自分の悩みが一切消えたそうで、今まではまわりに流されていただけで、自分のやりたいことは間違っていないと
確信したそうで、その後彼のスタイルは完全 SO2 無添加とマセラシオンで固まり、ワインの仕上がりも素晴らしく
どん底から見事に帰還したジャン・マルク・・ドレイヤーでした。
ジャン・マルク・ドレイヤーの人柄を表すエピソードの一つに葡萄畑の中のタヌキの巣穴のお話があります。
ジャンの畑を訪ねたワイン関係者が、彼のリースリングの畑に沢山ある不思議な穴に驚き尋ねたところ
「タヌキの巣穴だよ、タヌキもモグラのように巣穴を掘るんだよ!
リースリングの畑は法律上私の畑だけど、野生動物たちには法律は関係ないし
タヌキは夜行性動物で、日中は見かけることはほとんどないし、彼らはブドウを食べ漁る害獣でもないし、
せっかく静かな寝床を見つけたのだからそっとしてあげてね」と言われたそうです💛
*AC アルザス・フィニステラ 2019(マセラシオン) ¥6990
トロピカルフルーツの華やかな味わいをイメージし、ゲヴュルツ、ピノグリ、ピオークセロワ、
シルヴァネール、ミュスカをブレンドした、単体で仕込んだ味わいにはない魅力がぎっしりと詰まったワインです。
*AC アルザス ピンク・ポン 2019(マセラシオン) ¥7400
ピノノワールとピノグリのブレンドで、搾りたてのフランボワーズのようなチャーミングな味わいです😃