シューカツ! 価格:¥ 1,500(税込) 発売日:2008-10 |
今日読み終わった本は石田衣良『シューカツ!』である。
マスコミに就職活動をする大学生達の物語である。
いまより、ちょっと前というか一昨年くらいの時代背景ではないかと思う。
たった2年なのに、いろいろな意味で今は深刻である事が判ってしまう本でもある。
あぁ、あの頃は狭き門と言いながらも、開いている門がいたる所にあったのだ。
いまの、大学生が見たら、そういう感想を持つだろうな。
心打つ言葉が幾つも入っているのだけど
これは、私の事ではないかという一文がある。
『人にかわいがられる事が重要なのだ
もちろん優秀であるに越した事はないけれど
素直で容易にへこまず、クッション材のように働きながら
周囲の人にかわいがられる資質を持つ事が
単純に頭が良かったりするよりも大切なのである』
末っ子である私の資質は
多分、仕事でも遊びでもかわいがられている気がする。
得な資質だ。そう思うことにしている。
おそろし 三島屋変調百物語事始 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2008-07-30 |
もう一冊読み終わった本は
宮部みゆき『おそろし(三島屋変調百物語事始)』である。
ティッシュペーパーで何回か鼻をかむようになった。(まぁ、泣けた)
私は勘違いしていたようで
この本は読売新聞に連載されているものだと思っていたのだけど違っていた。
まだ、連載されているので、ちゃんとした終り方はしないと思っていたのだ。
半分当たりで半分外れた。
続編があるような終わり方であり、
きっと続編が読売新聞の連載なのだと思う。
思うというのは、連載されているけど、全然読んでいないからだ
楽しみは、あとにとっておきたい派なので
本になってから一気に読みたいという楽しみをとっているのである。
まぁ、そういう考えの持ち主なので
5冊借りた本の一番最後に読もうとして、今回みたいに
返す日ギリギリまでかかってしまったのだ。
感想:面白かった。あらすじは言うはずが無い。
人の楽しみを奪うような事はしたくないからだ。
さて、それでは、昼御飯も食べずにすーっと読んだこの本を図書館に返しに行こう。
腹減った。