ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

チュウは忠臣蔵のチュウ

2010-06-05 22:08:07 | 本と雑誌
チュウは忠臣蔵のチュウ チュウは忠臣蔵のチュウ
価格:¥ 1,700(税込)
発売日:2008-09

今日読み終わった本は田中啓文『チュウは忠臣蔵のチュウ』。
表紙は漫画チックで面白そうだし
笑酔亭梅寿謎解噺シリーズを書いている人の本だから
相当の期待を持って読み始めたんだけど
はっきり言って面白くなかった。
魅力的な登場人物が居ないのだ。
主役であろう大石内蔵助が実に情けないのだ。
風見鶏、何も考えていない。人の意見を簡単に取り入れる
なんだか、どこかに居そうなズルイ人なのである。
他にもいろいろ登場人物が出てくるんだけど
どいつもこいつも、困った人なのである。
感情移入出来ない小説は読み手にかなり辛い事となる。
感情移入出来ないのであれば、ナンセンスをトコトン出す
笑いを誘うような展開が欲しいけど、そうでもないのだ
作者の狙いが判らないまま、読み終わってしまった。
まぁ、この本が唯一役にたったといえるのは
集中して読める内容でなかったので
電車に座って、読み出すと、2、3頁で眠たくなるので
結構、電車で眠れたという事だ。
丸々一週間かかって、やっと読み終わった。
田中啓文さんの作品は好きな作品と嫌いな作品が出来てしまいました。

今日は、床屋に行った。
充分短いように見えるけど、
本人にとってはイラツク長さなのである。