極北クレイマー 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-04-07 |
今日読み終わった本は海堂尊『極北クレイマー』。
考えさせられる小説である。
財政難の極北市にある「極北市民病院」を舞台に
実際に起きた医療事故をベースに海堂ワールドが展開される。
海堂作品の特徴でもある、他の作品でおなじみのメンバーが
なにげなく登場するところや、キャラが立つというのか
判り易く、親しみ易い登場人物が
暗くなりがちなストーリーを読みやすくしてくれている。
財政難は何故引き起こされたのか?
『無駄使い』なんですよね。
言葉にすれば簡単な事で、無駄な事にお金を沢山使ってしまう。
個人の無駄使いは個人が責任を負ってひもじく暮らせばよいけど
組織が無駄使いをしてしまうと
その責任は必ず市民、まっとうな第三者がかぶる事になる。
責任をとるべき者は責任を感じていない所が虚しいですね。
やはり、水戸黄門や桃太郎侍や大岡越前に登場してもらおう。
今日は渋谷本町図書館まで本を返しに行った。
読み終わったのが2時半だったので
真夏の暑い盛りにテクテクと歩いていったのだけど
昨日の飲み過ぎで朝から水分を沢山とったせいか
持っていったタオル地の中くらいのものが
図書館に着く前にビショビショになっていた。
昨日の飲み過ぎが、汗となって発散されたのか
帰ってきてからの昼寝が深かった。