ラッキーあぐら

幸運の上にあぐらをかく状態

池井戸潤『七つの会議』

2015-06-05 23:46:11 | 本と雑誌
今日読み終わった本は池井戸潤『七つの会議』である。
面白い本だ。
半沢直樹を彷彿させるような人間模様である。
もしかしたらテレビ化されるかもしれないな、などと
配役を考えてしまったのである。
なんか、どこかの会社みたいな感じがして
こういう世界はどこにでもあるんじゃないかと思える。
正直者がバカを見る世界だし
ほんとに上司はおべっかに弱いものだと判った次第だ。
上司も人間であるので誉められると嬉しいのだろう
ただ、越えてはいけない一線っていうのがあって
それが見えるか見えないかは貴方次第だ。

今日はDVDを借りてきた
早速、この間読み終わった本の映画化された
『ふしぎな岬の物語』である。
残念ながら原作の方が面白かった。
幾つかのミニストーリーも映像化されると
深みがなくなってしまったのと
余計な映像が増えたように思う。
小説のエッセンスがあまり無かった。
吉永小百合、阿部寛とか役者が揃っているのに
『ちょっとなぁ』という出来だと私は思う。
端折りすぎなのだ。
何故、火事を起こしてしまうのだろう?
主人公の女性は小説の方が、遥に魅力的だ