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適材適所

2009年09月26日 | 身辺雑記
出来ない奴、使えない奴、駄目な奴が居る。

なんて事を云う奴がいるそうです。
まあ、私も嘗てはそんな事を云う奴だったかも知れないですな。
今では、立派な「出来ない奴、使えない奴、駄目な奴」だと自負しています。(笑)

何が出来て、何処が使えなくて、どうダメなのか?

それは、云っている人の価値基準に基づいているだけで、全ての人に当てはまる価値では無いことを知らないだけなんでしょう。

近年、発達障害と云う問題が取り上げられています。
発達障害者支援法は平成16年12月に出来たばかりです。
未だに、この法律を知らない教育関係者・医療関係者も少なくないと聞きました。

これからの子供達は、発達障害者支援法によって適正な教育を受けられることは喜ばしいことと思っています。
一方、今まで、見向きもされなかった発達障害を持った人々もこの社会の中に多く存在することも事実です。

発達障害とは、発達障害者支援法には「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」と定義されています。

発達障害者と云っても一様ではないと云うことです。
この中の学習障害(LD)については、蒲田実氏の著書の中に、とっとちゃん(黒柳徹子氏)も学習障害だった認めておられたと書かれていました。

学習障害の人は成長と共に、社会の中で生活できるようになる人もいれば、成人した後にも社会に適応できずに悩んでいる人も多く居ます。

私は、コーチとして出来るだけ多くの人に、自分と他人の違いについて認識して貰いたいと思っています。

オリンピック選手には何でもないこと、「何でそんなことが出来ないの?」って云うような、鉄棒の逆上がりが私には出来ません。

嘗ての私にとっては、仕事のために休日出勤するのは楽しいことでした。
家族との団らんよりも、仕事の仕上がりの満足度を優先していたんです。
私に出来ることは、部下にも当然出来るし、やって当たり前と思っていました。
だから、「何で、出来ないんだ!何でやらないんだ!」って、いつもイライラしていたんでしょうね。


「出来ない奴、使えない奴、駄目な奴」を出来る奴、使える奴、役立つ奴にすることが上司の役割でしょう。

その為には、当人を観察して、何が出来るのか、何が得意なのかを見極めることでしょう。
その時に、自分や他の人と比較しないことです。
その人だけに焦点を当てて、やったこと出来たことを見つけ、仕事を割り当てることが、適材適所と云うものなんだと思う今日この頃、皆様如何お過ごしでしょうか。