ゆんでめて | |
畠中 恵 | |
新潮社 |
江戸の町を舞台に、虚弱体質の若旦那とそれを取り巻く妖(あやかし)達のお話です。
過去の過ちから立ち直れない若旦那。
あの時、あそこで、ああすれば、もし、だったら、そんな後悔に取り憑かれていては、前へ進むエネルギーも吸い取られて仕舞うじゃないですか。
若旦那は、分析がお得意なんですよね。
じっくりと分析して、失敗の原因が馬手(右手)に進んだことだと分かったら、
その失敗を胸に締まって、弓手(左手)へと一歩進む事を考えてみたらどうなんでしょうかね。
ゆんでめて | |
畠中 恵 | |
新潮社 |