⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

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【告知】7/20(水)18時~ 亀戸カメリアホール『世界平和友好コンサート』

2016年06月01日 | MAトラスト
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新日鉄住金、ブラジルの製鉄再編

2016年06月01日 | 企業研究
新日鉄住金、ブラジルの製鉄再編
合弁先と分割交渉 経営対立、解消せず
日本経済新聞 朝刊 1面 2016/6/1 3:30

 新日鉄住金は海外の主力拠点であるブラジルの製鉄事業について、合弁相手と分割協議に入る方針を固めた。持ち分法適用会社で不振が続くウジミナスの事業分割を南米の鉄鋼大手テルニウムと議論する。新日鉄住金とテルニウムはウジミナス再建を巡って対立している。分割交渉は難航も予想されるが、新日鉄住金は将来の成長が見込める南米の重要拠点として、自社主導での再建を目指す。



 新日鉄住金とテルニウムがともに3割弱を出資するウジミナスはブラジル経済の低迷などから不振が続く。2015年12月期の連結最終損益は36億8500万レアル(約1150億円)の赤字で、3月から新日鉄住金などを引受先とする300億円の資本増強を進めている。

 テルニウムはアルゼンチンのほかメキシコなどにも拠点を持つ。イタリアの複合企業テチントグループの中核だが、当初はウジミナスの増資に反対して資産売却を主張した。5月には取締役会に当たるウジミナスの経営審議会で、テルニウム出身の株主が中心となりウジミナスの社長を解任した。テルニウムが推薦したとみられる人物が新社長に就いた。

 新日鉄住金は「社長人事は事前に2社で合意するという株主間協定に反する」と反発しており、裁判所に社長人事の無効を求めて近く提訴する。対立が一段と深刻になるなか、両社は経営の主導権争いが収益の足かせになっていると判断。ウジミナス分割について協議入りをすることを大筋で決めた。

 分割案は新日鉄住金が年産能力約500万トンのイパチンガ製鉄所(ミナスジェライス州)、テルニウムが同約450万トンのクバトン製鉄所(サンパウロ州)を保有する案が有力だ。イパチンガ製鉄所は高級鋼を得意としている。

 仮に分割した場合、新日鉄住金とテルニウムがそれぞれ筆頭株主となる新会社を設立したり、イパチンガ製鉄所を分離独立させて新日鉄住金が経営権を取得したりするケースが考えられる。その他の資産や人員の割り振りは協議で詰めるが、負債の引き受けなどを巡っては難航必至で合意に時間がかかりそうだ。

 世界鉄鋼協会によると15年の南米の粗鋼生産量は前年より2.5%減った。資源安による南米経済の停滞や中国からの安価な鋼材の流入が続くが、将来的には人口増が期待でき、自動車生産も増える有望市場とされる。

 新日鉄住金にとって不振の海外事業の成長にはウジミナスの再建が欠かせない。ウジミナスを分割することで規模は縮小するが、主体的に運営できるようにすることで収益力を高める。