今日はすがすがしい良い一日でしたね。
お散歩をされている方々が多かった気がいたします。
そんなうららかな気持ちいい日、
一人の外国人の方がお店にいらっしゃいました。
大きな袋には、椅子らしきパーツが見えます。
瞬時に この人は普通のお客様ではないことが分かります。
お話を伺うと、
デンマーク人で現在は中国で家具のデザインをして製造をしているとのこと。
日本で京指物を勉強し、工務店などで仕事をした後に中国に渡ったそうです。
ですので日本語はぺらぺら。
ふと取り出した折りたたみの椅子やスツール。
それは竹集成材でできたものばかり。
京指物の勉強をしただけあり、コネクションや仕上がりも綺麗。
価格を聞いてびっくり!
正直驚くほど安いのですね。
こりゃ 売れるな。
大変複雑な気持ちになりました。
日本で学んだ技術を中国に移植し、
そして安く中国で作って日本で販売をする。
そうすれば日本の家具のメーカーも更に打撃を受けるのですね。
まあ中国産の家具は今に始まったわけではありませんが、
海外の安い家具のせいで、日本の家具産業は悲惨な状況です。
恩を仇で返すような行為。
憤りを感じずにはいられませんでした。
彼は真直ぐ突き進んでいるのですね。
この家具であれば金儲けができる。
道徳や義理、恩なんて文字は彼の頭にはありません。
金儲けができる。
笑顔を絶やさないようにしつつも、
怒りが込み上げてくるのが自分自身で分かります。
抑えて抑えて・・・
でも黙ってはおられず、
「あなたがやろうとしていることは、
消費者にとって一時的に恩恵となるでしょう。
しかし あなたのやろうとしていることで、打撃を受ける人々がいる。
中国で作れば安く作れる。しかしそうすることで他の国の製造業を駄目にする。
いわば犯罪的な行為であることを忘れないで欲しい」。
かつて日本も今の中国と同じような立場で、
安く売ってシェアーを伸ばしていたこともあることでしょう。
今の日本があるのも、製造した物を他国に販売することにより成長してきたのですね。
製造業こそ成長の源だったのです。
世の中ITやらサービス業が発展すれば良い、などという風潮もありますが、
製造業が衰退すると、地方が衰退するのですね。
なぜならサービスやITは都市集中型で、
製造現場は地方にあることが多いからです。
製造業は地方の経済を支えているのですね。
その製造業が朽ちれば、地方も朽ちてしまう。
日本の美しい文化は地方が保っています。
地方が朽ちるということは、大切な日本の美しい文化も朽ちてしまうということにつながると私は考えています。
消費者にとっては一時的に安いものが手に入るということで恩恵はあるでしょう。
しかし長い目で見ると、地方の衰退は日本の経済の衰退にもつながり、
しっぺ返しはいずれ自分達に帰ってくるのですね。
と経済学者でもない自分が経済を語る立場でもなく、
語れば一冊の本が出来てしまう程のボリュームになるので、この辺で。
勿論 中国製品に負けない品質の良い技術の高い製品を作り続けなければならないのが、
今 日本の製造業が生き抜くすべ。
私にはプライドがある。
信念がある。
負けてたまるか!
そんなうららかな一日の終わりでした。
お散歩をされている方々が多かった気がいたします。
そんなうららかな気持ちいい日、
一人の外国人の方がお店にいらっしゃいました。
大きな袋には、椅子らしきパーツが見えます。
瞬時に この人は普通のお客様ではないことが分かります。
お話を伺うと、
デンマーク人で現在は中国で家具のデザインをして製造をしているとのこと。
日本で京指物を勉強し、工務店などで仕事をした後に中国に渡ったそうです。
ですので日本語はぺらぺら。
ふと取り出した折りたたみの椅子やスツール。
それは竹集成材でできたものばかり。
京指物の勉強をしただけあり、コネクションや仕上がりも綺麗。
価格を聞いてびっくり!
正直驚くほど安いのですね。
こりゃ 売れるな。
大変複雑な気持ちになりました。
日本で学んだ技術を中国に移植し、
そして安く中国で作って日本で販売をする。
そうすれば日本の家具のメーカーも更に打撃を受けるのですね。
まあ中国産の家具は今に始まったわけではありませんが、
海外の安い家具のせいで、日本の家具産業は悲惨な状況です。
恩を仇で返すような行為。
憤りを感じずにはいられませんでした。
彼は真直ぐ突き進んでいるのですね。
この家具であれば金儲けができる。
道徳や義理、恩なんて文字は彼の頭にはありません。
金儲けができる。
笑顔を絶やさないようにしつつも、
怒りが込み上げてくるのが自分自身で分かります。
抑えて抑えて・・・
でも黙ってはおられず、
「あなたがやろうとしていることは、
消費者にとって一時的に恩恵となるでしょう。
しかし あなたのやろうとしていることで、打撃を受ける人々がいる。
中国で作れば安く作れる。しかしそうすることで他の国の製造業を駄目にする。
いわば犯罪的な行為であることを忘れないで欲しい」。
かつて日本も今の中国と同じような立場で、
安く売ってシェアーを伸ばしていたこともあることでしょう。
今の日本があるのも、製造した物を他国に販売することにより成長してきたのですね。
製造業こそ成長の源だったのです。
世の中ITやらサービス業が発展すれば良い、などという風潮もありますが、
製造業が衰退すると、地方が衰退するのですね。
なぜならサービスやITは都市集中型で、
製造現場は地方にあることが多いからです。
製造業は地方の経済を支えているのですね。
その製造業が朽ちれば、地方も朽ちてしまう。
日本の美しい文化は地方が保っています。
地方が朽ちるということは、大切な日本の美しい文化も朽ちてしまうということにつながると私は考えています。
消費者にとっては一時的に安いものが手に入るということで恩恵はあるでしょう。
しかし長い目で見ると、地方の衰退は日本の経済の衰退にもつながり、
しっぺ返しはいずれ自分達に帰ってくるのですね。
と経済学者でもない自分が経済を語る立場でもなく、
語れば一冊の本が出来てしまう程のボリュームになるので、この辺で。
勿論 中国製品に負けない品質の良い技術の高い製品を作り続けなければならないのが、
今 日本の製造業が生き抜くすべ。
私にはプライドがある。
信念がある。
負けてたまるか!
そんなうららかな一日の終わりでした。