これは私の知人の
もう少しで生後7か月になる
お子さんの寝姿 ⇒
パパの手首が、頸椎前弯ができるところに
当たっているので、表情も穏やかで
全身がリラックス。
両方の親指をしっかり出したグーで
左手は顎をガード
右手はいつでもパンチが打てる
ファイティングポーズ!
「強い女子になりそう!」
「これは最高の寝姿!」と、私は感動
他にこんな元気そうな赤ちゃんの
寝姿写真は見たことがない。
そこで、私のブログに使わせてほしいと
メールしたところ、すぐに
「どうぞ使って下さい!」との返信が届いた。
この写真をブログにアップして
たくさんの方に見てもらいたいと思った理由は
赤ちゃんの正常な姿勢が
あまりにも知られていないから。
最近はSNSで“おひなまき”スリングなどを使って
“まるまる”で育てている写真が
たくさん投稿されるようになってきている一方
などと、赤ちゃんを真っ直ぐに育てようと
活動している自称専門家がSNSで発信している。
それらの中には、赤ちゃんの脚を縛って
真っ直ぐに育てようと勧めている人すら😥
↓
そもそも、このようにヒトが真っ直ぐに立ち ↑
真っ直ぐ仰向けで寝られるのは
このような背骨のS字状彎曲ができ上ってから。 ↑
ヒトの骨格模型のほとんどは
上の写真のように立っているが
これは大人になったヒトでも
最も安定した楽な(ニュートラルな)姿勢ではない。
これは、国立科学博物館@上野公園に
展示されているヒトの骨格 ↓
直立し続けたり、歩き続けて疲れたヒトは
机の上に足をのせて休みたがる。
その訳は「足が浮腫むから」だけではなく
「ニュートラルで、楽な姿勢になりたいから」
まだS字状彎曲ができ上っていない
乳児~小学生の脚を
縛ってまで真っ直ぐにさせて寝かせると
背骨のS字状彎曲は作られない。
ストレートネック
フラットバックの人間を作ることになる。
「あなたはストレートネックです。
だから首が弱いんです」
と、どこかで言われたことのある人は
私のクライアントでは約8割。
そんな骨格で育った人は気の毒。
一番上の写真の子のように
自分で丸まれる子ならいい。
でも、現代の胎児のほとんどは
胎児期に、顎を引いた丸い姿勢で
指をなめながら育っていないので
生まれてから、自分で丸まれない。
なので、布などを使って
補助してあげないと丸まれない。関連記事①
体を丸められないまま育った子は
地震時の避難姿勢 (ダンゴムシのポーズ) もとれない。
自転車で転んでも、受け身を取れず
柔道などの格闘技もできない。
また、いつも伸びていて
丸く縮まることができない子は
伸びる力も育たない。
となると、空手・ボクシング・重量挙げ
陸上競技など、ほとんの競技も踊りも
伸びる力が強くないと
美しくも強くもなれない。
立って歩けない時期の乳児を
伸ばして育てたら
伸びる力は、強く育つことはない。
何よりも大切なのは、
「この育児法がいいと思う。だからしよう」
と思って実行するのではなく
赤ちゃんがどのように扱われたら
気持ち良さそうになるのか?
呼吸・肌色・睡眠・食欲・排泄がどう変化するのか?
よく観察して、育児してほしいと思う。
少しばかり勉強したと言う
自称専門家の主張を鵜呑みにして
育児をしたら、子どもは可哀そう。
ぜひ、あなたのお子さんを
丈夫な体に育ててあげてくださいね。
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