魔女のひとりごと

★ 魔女になろう!

嘉穂劇場@飯塚市

2016-02-12 | 博物館・美術館・建築など

2/12(金)は私の休日。

朝までにメンテ“力”up通信のコラム原稿を送り、
西鉄天神駅・バスセンターへと歩いた。

柳川の下げもんめぐりか、飯塚の嘉穂劇場か
どちらにしようかと決心がつかないまま到着。

特急電車には待ち時間がありすぎ、
待ち時間がわずかで飯塚行きのパスがあり、
飯塚に行くことに決めた。

柳川の下げもんは華やかだけど、
一度見たことがあるし、やっぱり嘉穂劇場!

バスセンター前で降りて、嘉穂劇場の方に歩くと
お~、飯塚の盟主、麻生太郎大臣の事務所!
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                         ↑
        シャッターにはこのポスター
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10分ほど歩いて到着。
観光バスから団体さんが劇場に入っていくのが見えた。

彼らにきっと解説をするだろうから、
遅れて行ったら、相手にしてもらえない。



劇場の外観を撮る暇もなく、
私は見学券を300円で買い、急いで中へ。



山鹿の八千代座と良く似た感じだが、少し新しいようだ。



この男前のおにいさんが、とてもやさい声で
嘉穂劇場や筑豊炭鉱の歴史の説明をしてくれる。
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でも、八千代座の女性の案内のように
全身を使ってではないので、少し物足りない。

筑豊炭鉱が栄えていた時代は
これと同じくらいの劇場が
飯塚市には50軒もあり

炭鉱労働者やその家族が
芝居や歌を楽しんだとのこと。

しかし昭和30~40年代
テレビの普及とともに劇場を訪れる人は激減。

今はこの嘉穂劇場だけになってしまった。
そして
2003年7月の大水害で
床上1m以上もの浸水被害を受けた。

玄関のすぐ右に飾られているお雛様。
その隣の柱に線が引かれている
(五人囃子の高さ)ところまで
浸水し、存続の危機に瀕したが
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その後、俳優の津川雅彦さんが呼びかけて
復旧チャリティイベントが催され
嘉穂劇場の名は一気に全国に広がった。
詳しくはこちら

麻生グループ・宝くじ・モータボートなどからも
資金援助を受け、復興したとのこと。

今年の雛祭りの時期は猫劇場仕様となっているが
普段はこんな感じ。  ↓

スタッフから猫の耳を付けて記念撮影するよう勧められ、
猫嫌いの私も猫になって記念撮影。
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場内は猫猫していて、猫好きの人にはいいでしょうね。
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   ↑  道具置き場 ↓

道具置き場の奥に古い写真。
萬屋錦之助・渥美清・津川雅彦さんのような超大物も。

こんな着物を着て撮影させてくれたらもっといいのに。
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     奈落も見て  ↓

     本花道も歩き  ↓

副の花道もあり
その隣にはお雛様がズラリと飾られている。
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  2階席から舞台を見下ろす    ↓

  2階席の一番奥に照明器具?
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ホールに出ると古いポスターがたくさん飾られている。
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テレビ普及後は、全国的に劇場も映画館も
成人向けになったそうだが
ここも同様だったようだ。
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  今年の企画。見に来たいな~。
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お腹がぺこぺこで
ヨモギ餅とホットコーヒーを買って
食べながらスタッフとおしゃべり。

饅頭はうどん屋さんが作っているそうで、
これまで食べたことのない食感で
とても美味しかった。

NHKの朝ドラ「花子のアン」の蓮様(柳原白蓮)の
夫となった石炭王伊藤伝右衛門邸では



豪華な絢爛な雛祭りが見られるそうだが、
タクシーで30分。遠すぎるので今日は諦めた。


              ↑          
テレビなどで何度か見たことのあるこのお屋敷。
ここにも行ってみたいが、このホテルは高そう。。。

今やっている「あさが来た」の「かの屋」の炭鉱も筑豊。
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    ↑
連続で朝ドラに紹介されて
筑豊炭鉱の町飯塚にも、
たくさん観光客が訪れるようになったのだろうか?



でも、今日は多いとはいえない。



団体さんが帰り、私が帰った後は、
お客さんは誰もいなくなってしまった。

外は雨が降り出し、外観を撮るのをわすっかり忘れ、
田中クリニックに向かうべく
バスセンターへと、急いだ。


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