probably music 2.0

気になる音楽、懐かしい音楽、たぶん音楽、ときどきべつのこと・・・。

{短期企画}80年代の名曲は、じつはカバーだったのねん。(4)

2015-02-22 17:08:41 | 懐かし洋楽
まずは、1981年のBarry Manilowのヒット曲、"The Old Songs"です。



アルバム"If I Should Love Again"からの1stカット。
Popチャートでの最高位は15位だったようです。

で、これ、カバーだということ、長年知りませんでした。
こんな感じで弾き語りされちゃぁ、オリジナルって思っちゃうわよねぇ。(^_^;)

知ったのは、数年前、NHK FMで放送された、
『AOR三昧』で、こちらのオリジナルがOn Airされたときでした。



曲の作者でもある、David Pomeranzが、
Barryさんより1年前の1980年に発表していたんですね。
アルバム"The Truth of Us"の冒頭を飾る曲。
ちなみに、Barryさんも、アルバムの1曲目でした。

日本では、1997年に放送された民放のドラマで、
オリジナルのほうが、挿入歌として使われていたらしいのですが、
自分は見ていませんでしたので、まったく知りませんでした。

Time Machine ~1987~

2015-02-21 07:49:48 | 懐かし洋楽
今回は、1987年の今ごろチャートインしていた曲、
Jeff Lorber ft. Karyn Whiteの"Facts Of Love"です。(Pop #27 R&B #17)



いまや、Fusion & Smooth Jazz界の大物であります、
キーボード奏者でプロデューサーの、Jeff Lorberの、
1986年リリースのアルバム"Private Passion"からのカットでしたね。

まだ、ソロアルバムをリリースする前のKaryn Whiteがft.され、
この曲で、存在をアピールしたKarynは、
翌年の88年に1stアルバムをリリースして、大成功を収めました。

Jeffさんのほうは、現在62才だそうですが、
この曲がヒットしていたころは、30代半ばということになりますから、
The Jeff Lorber Fusionとしてキャリアをスタートさせたころは、
さらに10年前ということになるので、若かったんですねぇ。

この週のビルボード誌が見つからないので、1987年2月21日付けのCashboxのチャートです。

1位と2位は、いまだ現役バリバリの大物アーティスト。
この曲は、34位上昇中です。

"Give It Up"

2015-02-20 09:59:05 | 同名異曲
今回の同名異曲は、"Give It Up"です。

まずは80年代、1983年のKCのヒット曲である、こちら↓。



"KC & The Sunshine Band"ってクレジットされておりますが、
この曲が収録されていたアルバム"KC Ten"は、
KCのソロ作という形でリリースされて、
チャートに入っていたときも、The Sunshine Bandは付いていませんでしたね。

70年代に隆盛を極めた人でしたが、この時代は、
すでに、あの人は今?的に見られていたころで、
起死回生を狙って、あえて、バンド名を外していたのかもしれません。

そのかいあってか、曲は、ひさびさのヒットになって、
Popチャートで17位まで上がっていたようですが、アルバムのほうは売れませんでしたな。

で、もう1曲の"Give It Up"は、ZZ Topの1990年のシングル曲である、こちら↓。



アルバム"Recycler"からの2ndシングル、Popチャートでの最高位は79位だったようです。

シブいブギーロックバンドだった彼らが、
そのシブさを逆手にとって、80年代のMTV時代に人気を爆発させましたが、
前作のアルバムから5年が経っていて、取り巻く環境も大きく変わり、
シングルヒットにはなりませんでしたが、アルバムは、米国ではミリオンヒットになっていたみたいです。

結成から45年を過ぎた彼らは、現在も不動のメンバー3人で、
ツアーに明け暮れている毎日のようです。

『フォックスキャッチャー』

2015-02-19 10:01:25 | 映画


『カポーティ―』や『マネーボール』など、
実話を元にした作品を手掛けてきた、ベネット・ミラー監督の新作は、
またまた、1996年に起きた、実際の事件について描いた作品。

ただ、前作『マネーボール』のメジャーリーグと同じ、
スポーツの世界に起きた事件を描いていますが、
人の命が失われた話が元ゆえに、作品のカラーはずいぶんと違いますね。
ことさらに、何かがおかしい?と感じさせる、中盤以降の緊張感は息がつまるほど。

ただ、人間にとっての成功、幸せ、存在価値とは何か?を求める、
主要な登場人物たちを、じっくり見つめる描き方には、共通するものがあるような気がします。

それにしても、もともとはコメディアンであることを完全に忘れさせる、
ジョン・デュポンを演じたスティーブ・カレルの怪演と、
今までの出演作とはまるで別人の、マーク・ラファロの演技はスゴいです。
ふたりに引っ張られるような感じで、チャニング・テイタムもよく、
さすがの存在感のヴァネッサ・レッドグレイブの演技など、見どころ多しです。


サントラ盤にも入っているようですが、この曲がけっこう印象的。

http://www.foxcatcher-movie.jp/
『フォックスキャッチャー』日本公式サイト

http://sonyclassics.com/foxcatcher/
"Foxcatcher"US Official Site

音楽で旅して(35)

2015-02-18 19:08:00 | 洋楽ご当地ソング
前回のスペインで、ヨーロッパを終了しまして、
南米に渡り、アルゼンチン、チリと、
曲を探してみたのですが、いまいちピンとくる曲がなく、
MadonnaやDonna Summerでも、おなじみの、
"Don't Cry For Me..."ではつまんないなと思いまして、
ぐっと北に上って、ブラジルにいたしました。

曲は、60年代から活躍する、ブラジル出身の女性シンガーで、
ギタリストでもあります、Gal Costaの"Aquarela do Brasil"です。



80年リリースのアルバムのタイトルトラックですが、
もともとは、Francisco de Morais Alvesというシンガーが歌っていた曲がオリジナルで、
ブラジルでは、たいへんポピュラーな曲のようです。

Dionne Warwickも、ブラジル音楽を集めたアルバムで、
この曲、歌っておりましてっけね。