昔は良かった
老いの繰り言・・・。
おじさんの年代が集まると感傷に浸る。
今日の道新の「風」 論説委員室から・・・
役職定年からが人生だ 浜中 淳 さん
一定の年齢に達した社員を強制的に
「役職から降ろす定年制」について載っていた。
55歳で部長や課長を退いた後、定年まで平社員で働く、会社は後輩へのポスト明け渡しによる新陳代謝と人件費節減対策である。
年金がもらえる65歳まで再雇用で働くとすれば
10年間はその状態が続く・・・。
80年代後半から90年代にかけてバブル時代に
大量に就職した世代がいよいよその年代に差しかかる。
安倍総理は「一億総活躍時代」「働き方改革」などといっているが、正規雇用される自体が難しく雇用されても成果主義という。
おじさんの年代には「終身雇用」で「年功序列」だった。
途中でポストを失い給料も減らされるなどとは思ってもいない。
今ではまるで前世紀の遺物か役立たずの制度のように批判されているが、一度雇用されれば出世はともかく定年まで勤めることができた。
部下にポストを明け渡し、給料も減額されて、働くことができるのだろうか、自分自身はそこまで考えが及ばない。
この記事を読んでつくづく「昔は良かった」と思う。