綸言(りんげん)汗のごとし
一度口にしたことばは訂正したり
取り消すことができないということ
取り消すことができないということ
道路整備をめぐって安倍首相と麻生副総理兼財務大臣意向を「忖度した」と発言した。塚田国交副大臣が辞表を提出した。
「忖度」というこの言葉を久しぶりに聞いた。森友学園の土地取得に関して話題になり流行語大賞にもなった。
上司の命令など受けていないが、意向に沿うように行動し、他人にはわからないように行うことが忖度と思っていた。
今回の塚田国交副大臣は言葉の使い方を知ってか知らずか、「首相や副総理が言えないので私が忖度した」と直轄調査決定を手柄にした。
早速、野党から政権ぐるみの「予算の私物化」などと批判されて「われを忘れて事実と違うことを言ってしまった」と謝罪した。
この道路は安倍・麻生さんの地元で総工事費2千億円近い巨大事業、2008年凍結、民主党政権で日の目を見ず、安倍政権で始動した。
地元新聞を見ると「安倍・麻生道路」といわれ建設促進協議会を率いるのは麻生副総理の弟さんで麻生泰九州経済連合会長という。
塚田一郎国交副大臣は発言を「事実でなかったと」謝罪してきょう午前中副大臣の職に辞意を表明したが、議員辞職しないとこれだけでは済まされない。
長年指摘されている公共事業を私物化する利権誘導政治を根絶して予算を透明化しなければならない
塚田副大臣だけでなく今までにも、一度口にしたことばを訂正したり取り消すできない「綸言汗のごとし」を知らない政治家が多い。