車の無い生活に

今朝、自動車販売会社の所長さんと社員の二人が車を受け取りに来た。振り返れば車に乗り始めて50数年、何んとなしにまだ未練がある。
年を取ると「このまま車の運転を続けて良いのか」と判断を迫られる時が誰にでもやってくる。私自身は決断するまで一年以上かかった。
新聞などによると高齢者は動体視力の低下で、信号機、道路標識、歩行者など、瞬時に複数の情報に適切な判断、対応ができなくなる。
体力や筋力も衰え、正確なハンドリングやアクセル、ブレーキの操作も難しくなる。
判断力の低下で不測の事態への対応が遅れ、瞬時に判断し、安全な行動ができなくなるといわれている。
最近物忘れと、ついうっかりが多くなった気がする。後悔先に立たず。事故で苦しむよりタクシーを利用し余生を送ろうと決断した。
これから、当たり前に車の運転してきた生活が出来なくなる。車を離した人たちはどのように新しい生活に向き合っているのだろうか ?
高齢者の事故のニュ―スを聞くたびに気を引き締めてハンドルを握ってきたが、事故を起こさず車の運転を終えることにほつとしている。