今年はあらたな仕事を始めた。
そしていくつもの素晴らしい出会いや発見があった。
中国のゲストとしてきたある女子とはラインでその後も友達として色々話す仲になった。
今はオーストラリアを旅して、Christmasにはエアメールくれた彼女。
今日は唐突に、
『わびさびって何?』
と、ライン。
わたし、
『あら!難しいことを唐突に(笑)
わびさびはね、
いわば、不完全の美というのかな。
なにもない空の中に月があるより、雲が少しかかってあるほうが、全体の雰囲気としては美しいというかんがえかた。
昔、日本が中国にたのんでつくってもらった茶碗はまん丸ではなく、ちょっと歪んでたり、左右対称でなかったりと、わざと完全をもとめなかったの。
そういう不完全さに美しさを見いだすことが、
わびさび』
と、返信した。
そして追い討ち。これ、英語ではどうひょうげんするの?
彼女は、中国語も英語も日本語も、その国の人のように優雅に喋る。わたしと一日いると、本当に日本人の友人といるみたい。りことピッツァ食べようと思って買ってきたよ、と、滞在中から、女子会ののり。変な表現だけど、彼女には旅立った親友とどこかさなる雰囲気がある。だからなわけではないけど、うちからでたあとは、ゲストというより友人。
はなし、それたけど、その彼女にして、この、わびさびを英語で語るのはレベル越えーとの返信。
が、
ほどなくして、
また、ラインのベル。
『友達から教えてくれた、learn to appreciate and cherish the imperfections in the lifetime 』
こう返信がきた。
バスで隣のシンガポールの男子がこういう感じかなあと、英語に挑戦してくれたんだって。
生涯の不完全さに感謝し大切にすることを学ぶ。
というような英語かな。
ちょっと精神論もはいっているけど、もともとは、茶もそのような意味もふくめての問答というか、域であり粋であり意気である。
ってな感じで返信したら
『そうかもしれないね、その人は一昨年までイギリス留学していた、彼はその留学のことを ほんとうの自分を探す旅 と言っていた』
と返事がきた。
若いって素晴らしいな!
いや、
彼の言葉をかりれば、
人はみな不完全であり、不完全である限りは、ずっと何かを吸収したり削いだりしながらより進化できるのだ。だから不完全は尊く美しいのかもしれない。
わびさび。
彼には本質的なこと教えてもらったのかもしれない。
来年も、不完全さを感謝して生涯のよき一年を刻みたい。
今年出会ったすべてのことに感謝してる。ありがとう。
さて、まだ更新するかもだけど、一応、みなさんも穏やかな年末年始をお過ごし下さい
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆