Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

関テレよく頑張った

2019年07月12日 20時32分06秒 | つぶやき



今回、関テレのこのドキュメントはとても心にささった。

まさに人生被害。

それは、単に家族が外部から受けた差別や偏見だけでなく、家族が患者家族にたいしても差別する、つまりは怨んだり憎んだり、たちきったり、それらは一言では言い尽くせない個人の感情の深い所での葛藤のもがき。

いっそ忘れられるくらい憎めたら楽かもしれないけど、患者家族はただ罹患した家族とある日、国の政策で無理やり引き離されただけ。

周りの変化から、病気しただけの家族に憎悪心や恥の感情に変化していく中でどれほど血をながしたか。そして、「血」のつながりに心縛られたか。




無性に泣けるねん、、、



と、もう60を過ぎてるかなと思える男性が涙声で震える後ろ姿。画面は瀬戸内の海と、それを見つめて泣いてる彼だけを写している。番組の一つのシーン。


彼の涙には色んな意味があるのだろうなぁ。

彼の涙は、彼自身に向けられた、のみこむことのできないものなのだろうな、と。私は感じた。
切ない場面だったけど、家族訴訟の本質を描いた一つの事実。


この番組を教えてくれたポーさんブログにかいた私のコメント。わすれないように、自分のブログでものこしたい。

昨日の番組リアルタイムでみましが、気持ちが高ぶって寝付けないくらい、ドンときました。
家族がうけた差別だけでなく、家族として自分の家族を差別的偏見でみたり、怨んだり、、だけどその気持ちの片隅にどこか別の肉親としての葛藤、自責があったり、しかも、ハンセン病隔離が政策の必要性がない過ちと知ったときからの苦しみというのは、外部からの差別と同等かそれ以上の苦しみだったとおもいました。自分を否定する人生だったのですものね。

黄さんは深い、闇のなかでもがきながら、瞳がとても美しい人でした。

関テレは、よい製作をしましたよ。