Let’s Challenge!!

人生で大切なことは、失敗してもいい、チャレンジすること!! 楽しみながら・・・
 Let’s Challenge!!

冬の温泉旅:別所温泉 PartⅠ

2010年01月14日 | お出かけ
“恒例の温泉の旅”にしたいと思っている冬の一泊旅行
今年も何とか実現できました
昨年は、のんびりしていて旅館がとれず3月になってしまった “草津温泉の旅”
一昨年は、正月明けに “伊香保温泉の旅”
昨年仕事が忙しくて夏休みがとれなかったため、秋のシルバーウィークに旅行を計画した時に
宿がとれずに大変な思いをしたため、その時に今回の旅行も予約していました
ところが、秋から仕事がどっと増えてしまい行けるのかと心配しました

今回の温泉は、“信州最古の名湯”と言われている“別所温泉”へ
この“別所温泉”は、清少納言が枕草子に≪湯はななくり≫とうたっている
歴史の古いこと、泉質の良さで有名なのだそうです
上田ということもあり、真田幸村の隠し湯や木曽義仲、円仁慈覚大師ゆかりの外湯もあったりするらしい
また別所温泉は、初めて知ったことですが“信州の鎌倉”とも呼ばれているとか
言いすぎじゃないの? と思っていたのですが・・・
もっともっと見たいところがありました

最初の目的地は、妹がかねてより行きたかったという≪無言館≫
≪無言館≫とは戦没画学生慰霊美術館です
彼らが愛用したイーゼルや画材、書簡なども収集していて、志半ばにして散った画学生の思いを今に伝えている特別な美術館
私は、そんな美術館があることを全く知らなかったので驚きました
全国でもここ一か所だそうです
無言館第一展示館の≪無言館≫と
第二展示館の≪傷ついた画布のドーム≫
≪オリーヴの読書館≫があります
     第一展示館 ≪無言館≫
第二次世界大戦で戦没した、東京美術学校(現東京芸大)などで学んだ学生や独学の画学生42人の遺作85点ほどを展示している美術館です

絵にも感動しますが、戦地から家族に宛てた書籍や写真などを見ると心が痛みました
当然ながらほとんどが20代、30代前半の若者です
無言館
無言館館主窪島誠一郎さんが自らも出征経験のある画家で、また美術学校の仲間を戦争で失った画家野見山暁治さんとともに日本各地の戦没画学生のご遺族のもとを、敗戦後50年を迎えた平成7年5月から2年間探し訪ね遺作を蒐めてできた美術館だそうです

名前の刻まれたパレットには絵を描く風景の写真も石に刻まれています
  第二展示館 ≪傷ついた画布のドーム≫
この建物は、天井がドームになっていて、そこにもびっしりと絵が貼ってあります

それにしても、信州の寒いところで第一も第二展示場も暖房を入れていないので寒くてしかたがありませんでした
最初は、戦没画学生慰霊美術館ということで、自分が緊張しているのかと思ったほどです
でも寒い! 見入ってしまい30分も見ていると芯から冷え切ってしまいました
無言の威圧感があったように感じます
無言館
無言館  画家は愛するものしか描けない
   相手と戦い 相手を憎んでいたら
      画家は絵を描けない
     一枚の絵を守ることは
     「愛」と「平和」を守ること

と刻まれている壁
裏側には、90人の画家達の絵筆がきれいに散りばめられています
ここは、≪オリーヴの読書館≫
戦死者遺品の約2万5千冊の本の収蔵です
館内での閲覧のほか、年間3000円の登録料で1カ月間冊数の制限なく借りることもできるということです
無言館
無言館         非戦の庭
パレスチナから運ばれたオリーヴの苗100本と、沖縄・摩文仁の丘から採掘された2トンの石が敷かれています
とありました
戦争のことを知らない私でも神妙な気持ちになります

子供が戦争に行ったら・・・今でも戦争をしている国があります
心がキューっとなります
無言館の鑑賞券の裏面に書いてあった館長の窪島誠一郎さんの言葉が印象に残ります
      口をつぐめ、眸をあけよ
       見えぬものを見、きこえぬ声をきくために

世界平和を心から望みます







 もう日も暮れかかっています
 途中、こんな風景に出くわしました
 正月の風物詩のどんど焼きです

 ≪どんど焼き≫とは
 小正月に、お正月に使った門松やしめ縄・お守り・破魔矢
 祈願成就した「だるま」などを持ち寄って焼き、
 その火にあたったり、餅を焼いて食べて無病息災を願うものです
 お正月にお迎えした神様をお送りする日本の伝統的な行事です

 子供の頃、作った柳の枝につけたまゆ玉を思い出しました
 私の子供の頃と違い今はいろいろな形のまゆ玉が枝についていて
 見ているだけで懐かしくも楽しくちょっぴり参加させてもらいました
 懐かしかったぁ~





< < < < <



見渡す限り、山と田んぼ以外何も無い道を目的地の別所温泉に到着
ギザギザの山々なので、“鋸(のこぎり)山”と古くから親しまれている
レトロな“別所温泉駅”の駅舎や今は展示されている丸窓電車を見学
昔、亡き母が別所温泉に行きたいと言っていた別所温泉です

別所温泉は、湯治に訪れる別荘地があったことから“別所”の名がついたといわれています
信州で最も古い歴史をもつ温泉の一つで、大和武尊が発見したともいわれ、古代から効能はひろく知れわたっていたといいます
< < < < <

“信州の鎌倉”???ひなびた温泉街を見最初に思ったこと『言いすぎでしょ!』
しかしこの地は、鎌倉幕府の重臣北条義政がこの地に下りて以後3代、鎌倉文化が花開いた場所なのだそうです
実際に数多くの堂塔が今に残り、その一部は今回歩いてまわり感動しました
日本最古の○○があったり、名刹・古刹めぐり、“信州の鎌倉”を見てきました

実家からほんの小1時間のところにある別所温泉
“温泉に行こう!”今年の温泉の旅も楽しんできました
別所温泉の旅、続きます
早めにアップできるよう努力しますのでご覧ください



最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しのさんへ (mammy)
2010-01-16 22:28:29
ありがとうございます。

若い時も、最近まで出かけることがあまりできなかったので、今が“青春???”だと思っています。
義父母が健康でいてくれる限り、出かけることができます。
別所温泉、こんなに近くにいいところがあったなんて驚きました。
混みあうこともなく静かな所を散策できて良かったですよ

どんど焼きも都会の人には馴染みがないのかもしれませんが、懐かしい思い出です。
妹によると、実家近くではもうやっていないようです。

しのさんの岳温泉はいかがでしたか?
出かける時はどうしても長野方面になってしまいます。
福島方面にも行ってみたいです。
返信する
良い旅なさいましたね (しの)
2010-01-16 21:33:07
mammyさん、こんばんは!

長野には良く行きますが「無言館」も別所温泉も知りませんでした。
何時も素敵な旅をなさいますね。
どんど焼き子供の頃に田んぼに竹や藁で作り正月飾りを燃やして餅を焼いて食べた、何十年も前を懐かしく思い出しまた。
正月明けに岳温泉の帰りに彼方此方にどんど焼きの準備がして有るのを見て未だ有るのだな~と思った物です。
返信する
どんぐりさんへ (mammy)
2010-01-16 21:28:00
ありがとうございます。
家紋、“六文銭”でしたか?
上田には、六文銭の旗などをたくさん見かけます。
幸村が別所温泉に行かれたことも書かれていますね。
どんぐりさんが別所温泉に行かれたら、私とは違った視線からおもしろいものがたくさん見られると思います。
古刹、名刹をめぐり、きっとどんぐりさんも楽しめるかと思います。
別所温泉は、湯治に訪れる別荘地があったことから“別所”の名がついたといいます。
信州で最も古い歴史をもつ温泉の一つで、大和武尊が発見したともいわれ、
古代から効能はひろく知れわたっていたといいます。
どんぐりさん、いかがですか
返信する
bobyさんへ (mammy)
2010-01-16 17:17:02
ありがとうございます。

どんど焼き、懐かしい想い出に私もうれしくなりました。
この辺ではやらないようですね。
どんど焼きは、日本各地で行なわれる小正月(1月15日)の火祭りだということです。
ほぼ全国的な行事のようです。

温泉は、どこに行ってもあるようになりました。
別所温泉は古くからある名湯といわれているようです。
今度是非遊びに行ってみてください。
bobyさんも風邪などひきませんように
返信する
いい旅ができましたね (どんぐり)
2010-01-16 14:55:55
我が家の家紋は、真田幸村と同じ六文銭なので
亡くなった義父が、真田一族に関する本をたくさん持っていました。
ある小説には、幸村が何度も別所の湯を訪れる場面があり
別所温泉は、私も前から一度行きたいと思っています。

長野への出張が多い長男だけは、昨年いったようですが・・・
やはり、名湯ですか?

今回の旅も、見どころ満載ですね!
何度読んでも、発見があります。
続きを楽しみにしていますね
返信する
懐かしいです! (boby)
2010-01-16 10:30:19
どんど焼き、仙台にいた頃、14日の夜になると、近くの薬師堂でありましたので、よく行ったものです。
お正月飾りと、書初めを持って、行きました。
子供たちも、屋台のお菓子を楽しみに、家族4人で出掛けました。
もう何十年も前のお話です。

関東に着てからは、見かけませんね。
私も小さい頃に、やった覚えが無いので、寒いところの、習慣なのでしょうか?

上田にも行きましたが、温泉は知りませんでした。
寒いときは、温泉が一番ですね。
ゆっくりと、疲れを流してきましたか?

また、頑張って下さい。
返信する
yoshiさんへ (mammy)
2010-01-15 22:45:35
実家自体が最近は近づいた感があります。
新幹線だと大宮駅から50分、車だって家から2時間のところです。
でも、実家の近くのことも長野県内のことも知らないことだらけです。
いいところがありそうです、少しづつ訪ねてみたいと思っています。

ひっそりとした佇まいの古刹など、きっとyoshiさんのお気に召すことと思いま~す
返信する
絵を描く心音 (yoshi)
2010-01-15 07:58:37
実家の近くにこんな素敵な温泉があるなんて羨ましい限りです。
それに「一枚の絵を守ることは『愛』と『平和』を守ること」という言葉に感動しました。
開戦時、日本PEN倶楽部の中島健蔵常務が書かれた世界PEN倶楽部あての手紙の言葉を思い出しました。絵を描く、文を書く方々の平和への思いというものを感じます。

一度、訪ねてみたいところ。続きを楽しみにしています。
返信する
monalisaさんへ (mammy)
2010-01-15 02:09:16
ありがとうございます。
恒例にしたくていいところを探して来年の予約もしたいくらいですが、
秋から土曜日の午後に仕事が入ってしまったので難しくなってきました。
さらに義母が旅行の数日前に下血しました。
一昨年に大量に下血した時に精密検査をし、異常なしということだったのですが。
また同じことが・・・キャンセルしようと思っていました。
義母は二度とその検査をしたくないということで隠していました。
大量に飲んでいる薬の副作用のようでした。
そんなこともあり、恒例にできるのかはわかりませんが、休む年があっても“恒例にしたい!!”と強く思っています。
夫と二人より、“遊び人”“自由人”の妹と3人で行った方が楽しいのです。(妹に怒られそうですが)
部屋も川の字になって寝ます。

義母の「もう一泊してくればよかったのに・・・」と言われた時に、義父母も自由が欲しいのだと思いました。
やはり、私たちと一緒というのは窮屈なことがたくさんあるのでしょうね。

一昨年の伊香保温泉は、ブログを始めてわずかの時で、今から思うと恥ずかしさと懐かしさがあります。
自分の成長?も見られるでしょうか
ブログをやっていて本当に記念になります。
そして昨年からは、旅行に行った記録として、アルバムを作っています。
時間を作っての製作は大変ですが、ブログと合わせて記念になります。

どんど焼き、monalisaさんも懐かしかったですか?
思わず車を止めてもらいました。
小さい頃の懐かしい想い出です
monalisaさん、ブログアップされていましたね。
ごめんなさい、明日伺わせていただきます。
返信する
りこぴんさんへ (mammy)
2010-01-15 01:43:11
≪無言館≫に行かれたんですね!
本当に県人でも知られていない美術館です。
近くにある美術館の館長が作られたものだそうです。
妹は絵が好きなので行きたいとずっと思っていたらしいのです。
それで真っ先に行くことになりました。
心に響くものがたくさんありました。
2つの館を1時間以上時間を忘れて見てしましました。寒かったです
きっと戦争を体験されたご遺族も知らないのではないかと思います。
義父も特攻隊員だったのですが知りませんでした。
もっと多くの方々、若い方に見て欲しいと思いました。

どんど焼き、私もりこぴんさんのおかげで思い出しました
うまくなるようにと祈りながら、書き初めを燃やしました うまくなりませんでしたが・・・
とても懐かしかった!
ここ数年、このような旅ができるようになって知ること、懐かしむことができます。

別所温泉、田舎の温泉ですが新幹線も便利になりましたし、道路も整備されたのでかなり近くなった気がします。
少しのんびりと冬の温泉旅もいいかもしれませんね。
最初は、温泉に休みに行くのが目的で始まったのですが、じっとしてはいられず歩き回ります。
歩けるうちは、欲張って歩こうと思います
返信する
自転車親父さんへ (mammy)
2010-01-15 01:24:59
ありがとうございます。
写真がもっともっとうまく撮れていたら、どんなに素敵だったことか・・・
上田電鉄というローカル線の駅とかつての電車です。
妹が『レトロでおもしろいよ』とわざわざ見せてくれました
お正月の注連飾りが下げてあったのですが、中途半端に写したので何かと思われますよね

別所温泉はそれほど有名なところではありません。
でも、近いので亡き母が『行きたい』と言うのを時々聞いていた気がします。
ひなびた田舎の温泉という感じだと思うのですが、“~の鎌倉”ととても心地よい響きにすばらしい温泉のように感じました。
近くに名刹、古刹がありそれが鎌倉のイメージなのでしょうか?
楽しく歩き回りました
返信する
ちかろんさんへ (mammy)
2010-01-15 01:13:28
ありがとうございます。
別所温泉、実家から本当に近いのに初めて行きました。
≪無言館≫は本当に悲しい気持ちになりました。
こんなりっぱな若者たちが生きていたら・・・なんてことも思いました。
今の自由な時代に生きて不満を言っている自分を恥ずかしくもなりました。
展示されている書簡など時間を忘れて見てしまうのですが、気づくととても寒いのです。
気温だけのせいではないように感じました。

どんど焼き、まゆ玉はお団子の粉で作ると思います。
お団子の色は3色くらいだったと思うのですが、おばあちゃんに教えてもらい楽しく作った想い出があります。

別所温泉、ひなびた温泉街です。
お世話になったお宿で心温まるおもてなしをしてもらいました。
名刹、古刹があって、一部ですが見て回りました。
こんないいところがあったのを知らなかったんですね
返信する
恒例の温泉旅行・・・ (monalisa)
2010-01-15 00:10:58
mammyさん
 『恒例の温泉旅行』・・・自分スタイルをお持ちですね。
 別所温泉をはじめ別府温泉と読み間違えて
随分遠くまで行ってらっしゃったんだな・・・と。
よく読み返したら長野のご実家方面でしたね。
やはり故郷はいいですね。
お義母さまの「もう一泊してくればよかったのに・・・」は、「まだまだ大丈夫」の気持ちの表われかと、ちょっと安心しました。

“草津温泉の旅”“伊香保温泉の旅”とくぐって思ったことは、mammyさんのブログ内容の変遷です。参考になる内容が豊富で、また時間を取って、ゆっくり読みたくなりました。

長野と山梨とは隣県です。りこぴんさんも仰ってたように「どんど焼き」私も経験ありますし、1月2日には、お習字の書き初めをしたものだ・・・と懐かしいです。

信州の鎌倉「別所温泉の旅」続きを楽しみにしています。
返信する
無言館 (りこぴん)
2010-01-14 22:55:07
mammyさんこんばんは~
上田市にある無言館、2004年の9月に主人と上高地に行った時に立ち寄りましした。
私達が無言館を知ったのは確か日経新聞で高橋何とかという人が戦場から奥さんに宛てた絵手紙の記事だった記憶があります。
ところがこの無言館長野県出身の方でもあまり知っている方がいませんね。
私達が行った頃はコスモスとススキが綺麗な時季でしたので寒くはありませんでしたが
あまりひと気の無い静かな美術館だった様に思います。
戦没画学生のスケッチ画、愛する両親や恋人の絵などをじっくり鑑賞してきました。
生きる意味、命の大切さをしみじみと感じた美術館でした。そして、無言の意味も分かった様な気がしました。
どんど焼きは私の故郷でも子供の頃よくしました。丁度小正月の頃です。
今でもしているのかわかりませんが木の先の3枝にお団子を刺して焼くのです。
お習字が上手になる様に書初めの半紙を燃やしたりします。似たような風景でとても懐かしく拝見しました。長野と山梨は似たところがあるんですね~。
別所温泉何だかいい雰囲気ですね~!
最近どこにも行っていないしな~あったかい温泉私も行きたいです。つづき楽しみです。
返信する
こんばんは (自転車親父)
2010-01-14 22:54:10
こんばんは。
さすがにこの電車が走ってるのではないのですね。
レトロですよね。
別府温泉もちろん行ったことがありません。
有名な温泉なんですね。
旅行そのものを最近は行ってないです。
イヌも飼ったからますますいかれないな。
ペットといっしょに泊まれる宿を探さないと。(笑)
返信する
温泉の旅 (ちかろん)
2010-01-14 22:27:52
mammyさんこんばんは
別所温泉へ行かれたんですね。この後の旅紀行も楽しみにしています。
戦没画学生の慰霊美術館というのは初めて知りました。
芸術を志す若者たちの無念さや悲しみが、絵画からも感じられるのでしょうか。
戦争は本当にこの世から無くなってほしいですよね。

「まゆ玉」というのも、私は経験がありません。これはお餅ですか?
自分たちで作って、どんどで焼くのかな?楽しそうですね。

レトロでひなびた感じがなんか素敵な駅ですね。
自然の中であったか~い温泉につかってみたいな・・・
返信する

コメントを投稿