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福岡・博多の絵葉書セットを明治末から体系的に並べてみると、その時代の観光スポットの変化、まちの進化がよく判ります。これが京都や鎌倉などの観光名所が豊富にありすぎる都市だと、名所旧跡ばかりになって街の変化が絵葉書に入ることは少ない訳です。実際、福岡市の絵葉書の種類の豊富さ多彩さは他の地方都市を圧倒しています。これには100年前から絵葉書用の写真を撮影し、セットを発行してきた大崎周水堂さんの存在も見逃せません。
これは1976年(昭和51年)、前年に新幹線が博多まで開通後に発行された12枚組のうちの1枚。博多駅の全景を入れたことに加え、数年前とは明らかに違う山笠やどんたくを含む四季の見どころを紹介する内容で、全国へ発信するためのセット内容に進化しています。