記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

前田虹映「丸亀市鳥瞰図」を初確認、丸亀うちわ誕生のきっかけとは?

2016年01月07日 22時38分04秒 | 昭和の観光学

先日入手した昭和30年頃の「観光MARUGAME(丸亀市)」パンフレット。発行年の記載はないものの通町商店街にアーケード設置後のようです。

掲載されている鳥瞰図は初見の前田虹映「丸亀市鳥瞰図」ですが、虹映は昭和20年に没しているため作品自体は昭和10年代で吉田初三郎から独立直後のものと推測。

ご子息の前田稀さんに確認したところ「丸亀市」作品は把握されておらず、このパンフは肉筆画をもとに新たに印刷した可能性が高いようです。現地の何処かに肉筆画が遺っていれば貴重な資料発掘となります。

ということで丸亀市へ問い合わせようと思いますが、パンフ記載事項を確認していて有名な「丸亀うちわ(全国のうちわ生産量の9割)」の起源が大分県中津市の「中津藩」にあると記載あり(宴席で偶然隣に居合わせた中津藩主からの勧めで、藩士の内職としてうちわ生産を開始し推奨とか)。

現在の丸亀市のうちわ関連サイトには全く記載なく、昭和レトロなうちわコレクターの私としては、この件も尋ねてみたいと思ってます。丸亀の人も中津の人も知らないかも(笑)


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