記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

「いとうづゆうえん」動物園開園時のエピソード

2014年04月30日 20時31分53秒 | 福博まちの記憶

今朝のKBC「アサデス。」福岡レジェンドのコーナーは「いとうづゆうえん」でしたね。2000年の閉園時のエピソードが紹介されましたが、じつは開園時から戦時下のエピソードも興味深いもの多々あります。なかでも既刊文献などで触れられていないのは昭和7年の動物園開園時に「どこから動物を調達したのか」という点。

当時の新聞記事などを追っていくと、同じ時期に閉園した福岡市の「箱崎水族館」の動物がすべて到津遊園へ引き取られた事が判っています。同じ時期、福岡市でも動物園の構想が固まり、開館へ向けて準備していたにも関わらず到津遊園へという点も興味深い。

箱崎水族館については九州大学の学生さんが6年ほど前に卒業論文で取り上げ、細かい事まで調べてくれました(私は資料提供などで協力したので情報をいただいてます)。さらに箱崎水族館の映像、実は某所に遺っていて番組映像化も可能だったりします…。

写真は手持ちの昭和10年代の到津遊園絵はがきから。



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