20日のTNCの情報番組「CUBE」で人気上昇著しい春吉地区を
特集で取り上げていた。色街・旧赤線地帯に隣接する夜の町のイメージ
が昭和30~40年代にあった町だが、元を辿れば戦災に合うこともな
く古き良き路地や日本家屋も多く遺る下町である。著書「ふくおか絵葉
書浪漫」と掲載写真が特集で紹介活用された。
11月に発売する「にしてつポストカードブック」シリーズの先行予
約をスタートした。昭和54年に全廃され姿を消した福岡市内電車在り
し頃の沿線風景や、大牟田線の開業以来の秘蔵写真、沿線風景、駅の移
り変わりなどを3冊に分けて、各1000円にて発売予定。各24枚の
懐かしい電車写真を解説入りで綴じ込み。各3千部の限定だが、すでに
各千強の予約入り。必要な方がいれば以下フォームから注文ください。
発売後に振込用紙同封で発送。
ポストカードブックシリーズ解説・予約
博多情緒めぐりが始まった。昼間もまちなかを歩く方が目立って増え
ている。20日は「御供所ライトアップ」や「灯明ウォッチング」も始
まり、夜遅くまで博多部の各地で人通りが絶えなかった。
古くから地区に伝わる「千灯明」をモチーフに平成6年に始まった「
灯明ウォッチング」も今年が14回目。毎年、旧博多部の4地区が趣向
を凝らした灯明地上絵を競うのも楽しい。冷泉の今年のデザインは「に
わか面」がモチーフ。早くから総出で準備したこともあり最高の仕上が
りであった。櫛田神社境内の地上絵のため、会館2Fから間近に見下ろ
せるのもポイントが高く印象が良くなる。
夕暮れ時6時、灯明の蝋燭に点火。昨年に続き点火役を手伝ったが、
とにかく火がなかなかつかない。昨年並みに約400個に火を灯した頃
には完全に日が暮れ真っ暗となっていた。数千個の灯明が彩る幻想的な
文様に訪れる人々の感想も上々の様子。毎年、テーマだけ決められて難
題をクリアするデザイン担当の緒方氏も満足そうであった。
続けて奈良屋、大浜、御供所の順に全ての灯明絵を廻り撮影した。
それぞれ灯明絵や趣向は独創的で甲乙つけがたい完成度。個人的には
大浜の「蝶」をモチーフにした絵と背後の御笠川川面、そして都市高速
道路の明かりと融合された景観が一番印象的であった。巨大アリのモニ
ュメントも圧巻、博多部の中でも一番外れにある感が強い大浜まで足を
運ぶ観光客は少なく、もっと多くの方々に見てもらいたかった。
奈良屋地区(博多小グランド)の灯明絵は周囲を囲む校舎から様々な
アングルで見下ろせることと、幻想的なダンスやフルートコンサートな
ど時間を永く過ごせる演出が魅力。校舎の周囲に配置された児童製作の
デザイン灯明も味わい深く印象的だった。
御供所地区は聖福寺や東長寺などがライトアップされ、拝観者も列を
作って混雑していた。呉服町界隈では雄志が独自のミニ灯明絵を作って
いて、それぞれに愉しむ。今どきの「おしりかじり虫」デザインの灯明
絵も愉しませてくれた。
博多高等学園(旧御供所小跡)の地上絵はペガサス。デザインも素晴
らしいが、ここは校舎から絵のあるグランドまでの距離が長く、やや迫
力に欠けるのがもったいない。寺社めぐりから流れてくる観光客の多く
もここを訪れ行列が長く続いていた。
地上絵会場を結ぶ各路地、道路も至る所で灯明で彩られ、いつも通る
道がまるで京都・先斗町のような雰囲気である。この風情をまちづくり
に活かせれば、博多のまちは「どこも観るところが無い」などと言われ
なくて良い素晴らしいまちになる。地元の人々がまずその魅力に気付い
ていく良い機会である。
今日の写真は、灯明ウオッチング・冷泉地区の「にわか面」櫛田神社境内
アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並み
人気blogランキングへ
鳥瞰図絵師・前田虹映
オールド地図鳥瞰図コレクション・吉田初三郎ほか
特集で取り上げていた。色街・旧赤線地帯に隣接する夜の町のイメージ
が昭和30~40年代にあった町だが、元を辿れば戦災に合うこともな
く古き良き路地や日本家屋も多く遺る下町である。著書「ふくおか絵葉
書浪漫」と掲載写真が特集で紹介活用された。
11月に発売する「にしてつポストカードブック」シリーズの先行予
約をスタートした。昭和54年に全廃され姿を消した福岡市内電車在り
し頃の沿線風景や、大牟田線の開業以来の秘蔵写真、沿線風景、駅の移
り変わりなどを3冊に分けて、各1000円にて発売予定。各24枚の
懐かしい電車写真を解説入りで綴じ込み。各3千部の限定だが、すでに
各千強の予約入り。必要な方がいれば以下フォームから注文ください。
発売後に振込用紙同封で発送。
ポストカードブックシリーズ解説・予約
博多情緒めぐりが始まった。昼間もまちなかを歩く方が目立って増え
ている。20日は「御供所ライトアップ」や「灯明ウォッチング」も始
まり、夜遅くまで博多部の各地で人通りが絶えなかった。
古くから地区に伝わる「千灯明」をモチーフに平成6年に始まった「
灯明ウォッチング」も今年が14回目。毎年、旧博多部の4地区が趣向
を凝らした灯明地上絵を競うのも楽しい。冷泉の今年のデザインは「に
わか面」がモチーフ。早くから総出で準備したこともあり最高の仕上が
りであった。櫛田神社境内の地上絵のため、会館2Fから間近に見下ろ
せるのもポイントが高く印象が良くなる。
夕暮れ時6時、灯明の蝋燭に点火。昨年に続き点火役を手伝ったが、
とにかく火がなかなかつかない。昨年並みに約400個に火を灯した頃
には完全に日が暮れ真っ暗となっていた。数千個の灯明が彩る幻想的な
文様に訪れる人々の感想も上々の様子。毎年、テーマだけ決められて難
題をクリアするデザイン担当の緒方氏も満足そうであった。
続けて奈良屋、大浜、御供所の順に全ての灯明絵を廻り撮影した。
それぞれ灯明絵や趣向は独創的で甲乙つけがたい完成度。個人的には
大浜の「蝶」をモチーフにした絵と背後の御笠川川面、そして都市高速
道路の明かりと融合された景観が一番印象的であった。巨大アリのモニ
ュメントも圧巻、博多部の中でも一番外れにある感が強い大浜まで足を
運ぶ観光客は少なく、もっと多くの方々に見てもらいたかった。
奈良屋地区(博多小グランド)の灯明絵は周囲を囲む校舎から様々な
アングルで見下ろせることと、幻想的なダンスやフルートコンサートな
ど時間を永く過ごせる演出が魅力。校舎の周囲に配置された児童製作の
デザイン灯明も味わい深く印象的だった。
御供所地区は聖福寺や東長寺などがライトアップされ、拝観者も列を
作って混雑していた。呉服町界隈では雄志が独自のミニ灯明絵を作って
いて、それぞれに愉しむ。今どきの「おしりかじり虫」デザインの灯明
絵も愉しませてくれた。
博多高等学園(旧御供所小跡)の地上絵はペガサス。デザインも素晴
らしいが、ここは校舎から絵のあるグランドまでの距離が長く、やや迫
力に欠けるのがもったいない。寺社めぐりから流れてくる観光客の多く
もここを訪れ行列が長く続いていた。
地上絵会場を結ぶ各路地、道路も至る所で灯明で彩られ、いつも通る
道がまるで京都・先斗町のような雰囲気である。この風情をまちづくり
に活かせれば、博多のまちは「どこも観るところが無い」などと言われ
なくて良い素晴らしいまちになる。地元の人々がまずその魅力に気付い
ていく良い機会である。
今日の写真は、灯明ウオッチング・冷泉地区の「にわか面」櫛田神社境内
アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並み
人気blogランキングへ
鳥瞰図絵師・前田虹映
オールド地図鳥瞰図コレクション・吉田初三郎ほか