◆そろそろ、お話はキリがないので終わりにしないといけない。しかし、思って欲しいのは、歴史には結果はこうだった、そして原因はこうであったと書かれるが、事をなしたと言われる歴史上の人物のその動機までは書かれないだろうし、ましてその取り巻きがどういう情報の元に動いたか、それまでの内的経過などは残らないものだ。あくまで文書でも後代に読む者は、推論でしかない。どこまで行っても。歴史が大きく動くとき、背後で歴史の動きのプロデューサーがいると言うことを、決して彼らは表舞台に出てこない。否、彼ら自身がそのことを行っているとは気がついていなのかもしれないが・・・何故なら、思いを起こす起因となる内的動機、あるときは欲動とも言われるそのものは地上の当人には、意識化できないものだからである。もっと高い次元の霊的な。。。それを感じている人々が僕らには気がつかないし、本人自身にも気づいていない時があるのだね。
◆その例はいろいろ歴史で推察することができる。進みつつある歴史の中で、彼らはこの国に来るまで多くの経験をしたのだ、それで最良の国作りの条件を探していたのだから。ヘーゲルの精神現象学程度のことではないな、もっと次元の高い、今も働いている・・・これ以上は言葉が出てこないけれど。この国に引き継いで来た理想の国造り、しかも人の意欲を結果して阻害することなく、しかし、天上来、この地上の基地であったあのサレム(平和)の王、メルキゼデクの思いを、永遠の世界へ導かん為に、何世紀にも渡り、引き継いで東のこの国へ引き継いで来たレビの役割として群衆を引き連れて海から来た人々。
◆エジプトで太陽神を信ずる王が起こされた。この地上の人に恵みをもたらしたり、恐れをなすその、根源を求めて地上の神々を造り初め、国の混乱期、逃れた人々は、それ自身筋書きにはあったのだったが、太陽の昇る地を求めて、時代を経てこの太陽を国旗となすことになった古代日本に到達していたのであった。武士社会の理想の国造りを目指した徳川家康。松平から徳川になった祖先の徳阿弥という僧は、渡来人のこういうDNAを持った人なのである。渋沢栄一、彼が多くの事業を興したのだけれど、その声に賛同したのは、太陽が恵みもたらすという類似の繁栄に敏感に行動する、多くのそのDNAを持った人々がいたからなのだ。