marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

彼ら(👽)が再び現れた。ハイデガー:『存在と時間』

2024-05-13 12:52:16 | #日記#手紙#小説#文学#歴史#思想・哲学#宗教

 彼らの話はつづく。それで、こちらは議論に付き合わされるが眠いばかり。目が覚めても、その話の断片しか覚えていない。その断片・・・。それで、逃げる訳ではないのだが、いつも真夜2時頃、議論の声が聞こえてくる訳だ。草木も眠る丑三つ時といのはこの時刻だろう。

多少、耳は遠くなったが痴呆はまだみたいである。う~ん。キレキレの言葉が覚えているけれどなぁ。僕の小さな頃からの疑問に思ったことの答えを言おうとする彼ら(👽)がぽこぽこと現れて話したいみたいなのだがね。年老いた奴から若い者までが次からつぎとという具合だ。

この世の次元、思考の階層など考えて来たけれど、今までこれは僕ひとりが考えてきた事柄ではなかった。実は誰でもが無意識のうちに関わる思考の階層に興味をもつ彼らが同期しているということなのだ。

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それをとことん問い詰めてみようと思考したのが、普段の人はとっかかりがさっぱりわからない哲学者ハイデガーの『存在と時間』だったのではなかろうか。

物事を理解するには、先理解の知識が必要だ、というのは分かるだろう。けれど誰でもがそれなりになんとなく分かってはいるが、理解していない、自分のことであるのに、それは『自分の霊とそれがどうなる死後』という先理解のことだろう。

実は、あの分厚い一時風靡したらしい『存在と時間』という著作は、書き進めて行く途中で考えがかわり中断したものだということ。つまり、書き続けるには限界が生じたからなのであったと。それが、先に述べた『霊』のこと、そして彼ら(👽)の世界のことだったように思える。

哲学というのは、あくまで人の言葉で物事を考えつめる。普段の伝達することばで、更にニュアンスを掴むなどする時は、言葉を造語したりもして伝達使用する。ハイデガーもそういう造語を行っているようで、それが尚更、わかりにくくしている。その言葉に対する再定義などして哲学初歩者ではさっぱり?のところがある。

例えば人間のことを『現存在』などと定義する。『本質性』や『非本質性』などというように。

あらためて言うけれど実は、ハイデガーの『存在と時間』が予定を変更し(中断し)現在の著作に納まったのは、まさに生きている彼ら(👽)の存在の係わりを言語化することが不可能だったからではないだろうか。

どうも彼らが、退出するとき(消えていくとき)にいつも宗教じみた話をするのは、彼らの次元世界を語りたいが為のようだ。多々ある宗教の中で、キリストを語るのは、彼が、現存する人に次元を移動して、その世界の話を教えるがためで、キリストが唯一、その次元<天上界から陰府(よみ)の次元>を移動することが許され、出来る方であるからというらしいのである。そして、2000年前に地上(創造した人間界)に実体として現れた。

そうすれば、イエスがキリストとしてそれぞれの次元で目にした神の摂理ことを語っている彼の話の意味が、分かってくるだろうと彼ら(👽)は言う。彼ら(👽)の話から、突然、最後にいつも宗教じみた話が出てくるのを、怪訝に思われ方が多いだろう。長老にも近く見える(👽)が、いつも人の言葉で分かるから聖書に書いてあるだろうというのである。

◆ここで彼らは消えたんだけれど、いづれまた語ろうと、再びは現れないようなことを言って帰っていった。(一人は捕まえておくけど)。以下、残していった断片的な会話(といっても、彼らは僕に語るのではなく現れては議論して、それを聞いているだけだったのだのだが)を思い出しながら書き留めておこうと思う。その一つ一つは詳しくは字数が許さないので、いずれ。

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1.ガザとイスラエル

ガザの人々が3万人以上も死んで、どう思われますか、と問いがあった。人命が失われるのはとても悲しいことだがはっきり分からないと応えた。終わりの時代であるとも答えた。詰まるところ宗教性の争いなのだろうということ。この由来は天地創造の時代にまで遡る。天上での争いまで遡るものだ。その民族、その根がどこにあるのかということ。

2.創価学会と顕正会(正確には「富士大石寺顕正会」)

これは日蓮宗派の争いである。日蓮は鎌倉時代、時代を予見して時の政府に対抗した仏教者のお一人である。顕正会は今、猛烈に信者を勧誘されている。まさに現在は末法の世であると。なんと言っても日蓮の「竜の口の頸の坐」の話だろう。それと彼の予言されたといわれるとおり元寇が起こり幕府は滅亡の道を行くことになる。顕正会は池田大作一党は邪宗であると一刀両断。

これは日本を回遊してる彼ら(👽)の一人の話。

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去る前に長老(👽)言い残した言葉を探して書き留めて終わる。

「人間の王国を支配するのは、いと高き神であり、この神は御旨のままにそれをだれにでも与え、また、最も卑しい人をその上に立てることもできるということを人間に知らせるためである。」(調べるとこれは旧約聖書の神がダニエルに語った言葉だった)

旧約聖書のダニエル書には、天上界における我々の当時のそしていまも天上界で動き、かつ働いている我々の働きを読み取れるだろうと。それでは、君の哲学の追究?頑張り給え! ぼけ防止にはいいかもよ・・・と微笑んで消えた。