marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

「安倍・麻生体制をぶっ壊す」ことには成功したが…解散を急ぐ石破茂首相がどうしても隠したい…

2024-10-04 21:22:12 | 手紙


僕らはもっと賢くなければならない。

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首相の所信表明演説を聞いた。僕は政党如何にあまり関心がないが、基本、今の政権がこの国の政治を司っているのであれば、当然、その政党の考えには関心があります。

その前に、僕は最近、この国の思想の底辺にあると思われる精神性のことを、特に考えるようになりました。それは、その基からくる物事の考え方についてです。言葉の使い方と社会に営む人の考えの階層といいますか、そのようなことをです。

それは、所謂、ちまたの世間話と、レベルの高い思想信条の会話について、その区分も考えずにあれこれ議論するのはおかしいと思わないのだろうか、という素直な感想です。そこまで区分を意識せずに会話を進めようとするのだろうか。

週刊大衆やアサヒ芸能や、あるいは中間層の週刊文春や若者向けのプレイボーイや、時折、目を通す人間が実は、高尚なことを常に求めている宗教家だったりしたときに、周囲の人はどう思うかということ。おそらく、その人は人という者がどんなものかを考えながら、チラ見するだけだろうけど。

「人という生き物はこういうものだから、めげないでねぇ」と諭す人が、そう言う人は、他人の批判は先ずしないものであるけれど、週刊大衆それだけを好んで読んでいる人から批判された時に、そもそも同じ土俵(人間社会)にいても会話になるだろうか、ということ。

違う次元のレベルのずれた批判内容だろうと。人をどれだけ客観的にどれだけ知っているかということ。

つまり考えの階層ということ。人の批判ではなく、考えに対する対応のしかたのその人、政党、あるいはメディアへの批判をしているのです。同じ階層に焦点を合わせて会話をしないとおかしいだろうと思うのです。批判は確かに、気持ちのいいものだけれどね。どこか次元がずれた批判。

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中味のない演説だった。具体性のない演説だった、の批判が野党からあったけど。そもそも所信演説などというものは、具体策を説明するものではないだろう。

野党が、もっと理性的に全体が分かるように批判してくれればと思う。やみくもに兎に角、これだと思うところを感情的に批判ばかりしているように思うが・・・。それが役割だと言えばそれまでなんだけど。

具体性を語ったら時間がいくらっても足りないだろう。てんこ盛りの内容に具体性をつけろというのだろうか。背後には、世界の他の国々もあるのだ、という次元から批判評価し話しているようには思えない。

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僕は首相の方を持つとか、自民党がどうのこうのと言っているのではない。この国の人の考え方に、その言葉を持たないようにしてきた教育が、おとな社会においても実に重要な遅れた人らを造成してきたように思われて仕方がないのです。

選挙投票年齢がさがってきて、政治に関心をもつとか、哲学や宗教に関心のある人をつくらないように教育をしてきて、なんとなくのまとまりで、従属意識をもって統一意識を形成してきたこの国は、ひとり一人が人新生の時代になって、世界情勢を考えつつ、自分の言葉を持つということを心がけなければ、砂上の楼閣になっていくだろう。この年から、かなり危ない時代に突入していると思う。

この国の精神性、なにも明治に強化された靖国参拝(個人は問題ないが)ではないだろうに。それで、統一しようとしてもいまさらの感。高市さん、気持ちは分かるが、それで意志表明は、次元の異なることです。憲法に書かれているではありませんか。

そもそも、敗戦後、マッカーサーが靖国神社を壊し、競馬場にでしたらと話した時、それを禁じたのは外国のブルーム・ビッテルという祭司(キリスト者)だったそうだ。

「どのような国でも、自国の為に戦死した人に敬意を払うのは当然であると。」

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ネットを通して、情報過多になりつつある今、それらに流されず判断基準の自己(基軸)をもって、これからの新しい人は未来に向かわなくてはならない。

知性があるとは、将来を予測できる人である。

新しい人よ、目覚めよ!


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