マリーのアトリエ

札幌時計台近くのハンドメイドショップ、マリヤ手芸店のスタッフブログです。

環状織機

2009-06-27 11:56:17 | 手織り・手紡ぎ・フェルト

「トヨタテクノミュージアム 産業技術記念館」のロビーにあった巨大な機械
「環状織機」という円筒形の織機で、この記念館のシンボルとして
ロビーの中央にデデ~ンと飾られていました

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~解説のプレートより~

当館の基本理念のシンボル
環状織機(1906年発明)

この織機は、「研究と想像の精神」と「モノつくりの大切さ」を
基本理念とする当館を象徴的に示す展示物です。
運動の理想を追い求めた豊田佐吉が、研究と創造に挑み、
明治39(1906)年に発明した、円運動で布を織る、極めて
理想的な機構の織機です。
動力を空費することなく、超幅広の布を、静粛に織ることが
できる、「夢の織機」として世界的に評価されました。
展示機は、大正13(1924)年に製作し長時間テストを行った
唯一の完成機で、日本の世界的産業技術遺産といえます。

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超幅広の布を、静かに振動も少なく織るために、豊田佐吉さんが一生懸命
研究開発した織機です明治時代の日本で、こんなすごい仕組みの
織機を開発するなんて、大変な努力とパワーと信念があったんでしょうね

残念ながらもっといい織機が開発されてしまい、「環状織機」は実際に使用
されることはありませんでした。
でも、世界に誇る日本のテクノロジー産業の石杖を築いた遺産として、大切に
保存されています。
「百年前に、こんなすごいものを作ったんだぞっ
今のしょぼくれた日本、もっと気合入れろや~
って言ってるみたいでした


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