
【 精密板金加工 】“当時の作業者” についてお話しします。
少し昔と言っても、30年前位の町工場の風景です・・・
数日に渡って私の見聞きした昔のお話をしてきましたがもう少し
おつきあいください。
前回は“ケトバシ”の説明をしましたが分りにくいと思います。
モーターや油圧では無く、人間の足が動力のプレス機と言った方
がわかりやすいかもしれません。
ケトバシに使う金型は金型屋さんに発注する場合もありますが
作業者が手作りで金型を作って板金加工をする場合もありました。
とにかく人間が動力、体力と気力の勝負!
人間だから段々と疲れてくるだろうし、集中力を切らさないなど
いったいどの様な精神力だったのでしょう?不思議に思います。
現在の様に工程計画にもとずいた作業指示書なんて無かったでし
ょうし、一元管理された情報を各端末で作業者が共有するなんて
事は夢の様な話だと思います。
ですから、その当時は作業者が使える情報は図面だけ
当然図面には載っていない、顧客の細かい要求事項などは伝わる
訳は無く、悪く言えば「すべて作業者の力量まかせ」品質が安定
するはずはありません。
今日の様な暑い夏、いったいどんな品質の製品だったのか?
それでもその当時の作業者は図面の要求に近づける様に努力
をしていたのだと思います。
凄いです。
関連 丸井工業株式会社
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp

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